「マッハアラートと子作りがしたい」
≪ブーーーーーー!!!??≫
≪ナマエちゃん!?≫
≪何言い出すんだ!≫
ナマエの言葉に、何かよく分からないものを口から吐き出したマッハアラートは言葉の重大さにオーバーヒートを起こしていた。
話にならない兄弟は置いておいて、とりあえず兄と弟が問題の人間に詰め寄る
≪ナマエ、気は確かか!?≫
≪ナマエちゃん、君は人間で、兄貴はロボットなんだぞ?分かってる?≫
「分かってるわよ!でもアタシ、マッハアラートと結婚したい。寧ろ子作りしたい。身篭りたい」
≪……ラ、ラチェットー!!≫
≪ま、待って兄貴!そのキャラはこのシリーズには出てこないよ!≫
人間を治すためにロボットの医者を呼ぼうとしたワイルドライドを静めて、
未だ憤然としているナマエにスピードブレイカーは根気よく話し続ける
≪あのな…俺がどうこう言う問題じゃないかもしれないけど、それは多分無理かと…≫
「なんで?やってみなくちゃ分からないじゃない」
≪いや、分かってるっていうか…≫
マッハアラートとナマエが好き合っているのは知っていたが、話が突拍子もなさすぎではないのか。健全なお付き合いをしていると思ったら、いつの間にこんなこと言い合う仲になっていたのか
≪…ナマエ?≫
ようやく復活したマッハアラートが彼女に詰め寄る。ナマエの方は微動だにしない
≪そ、その、それはどういった意味で…≫
「マッハアラートが好きだから、貴方との子供が欲しいの」
≪その気持ちは凄く嬉しい。出来ることなら私も、その…君との子どもが欲しいが、俺たちは…≫
「……何とかなる方法、アイちゃんに聞いてくる!」
≪や、やめろナマエー!!≫
≪落ち着いてくれナマエ!≫
≪アイちゃん逃げてくれー!≫
愛を表す形は人それぞれです