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スピードオーバー


珍しくサイバトロン基地にいたインディヒートが、
椅子に座っているナマエに謝っている姿を見つけた。



「…………」

≪・・・本当にすまないナマエ≫

「………」

≪・・ナマエ・・≫

≪どうしたんだぁインディヒート ナマエちゃんを怒らせちゃったのか?≫

≪あぁ…スピードブレイカー、いや、その…≫


「……インディヒートがドライブに連れて行ってくれるって言ったんです」


≪へぇ〜!珍しいことするんだなインディヒートも≫

「はい、だから私も喜んで付いていったんです。そしたら…」

≪・・・・≫

≪そしたら?≫


「超高速で走って行くから景色のけの字も堪能出来なくて…それで私は目が回って酔ってしまってグロッキーなんです…」


≪あちゃー……≫

≪す、すまないナマエ…≫

「……いいですよ、インディヒート。怒ってませんから」

≪つ、次こそはちゃんとドライブに連れていくから!≫

「…はい、楽しみにしてますね」

≪…どうなんだろうなー、俺は無理だと思うぜー?≫




スピードブレイカーの杞憂は当たることになる



「スピードブレイカー!聞いてください!インディヒートったらまた…」

≪す、すまねえナマエー!!≫

≪…やっぱりなぁ…≫