「ジェイセブンは肉食系男子ぶった草食系男子だよね」
≪はっ、はぁ!?お前さんは何言ってやがるんでぃ!俺はどう見ても肉食系だろうがよぉ!≫
「そうなのー?」
クスクス笑ってジェイセブンの肉食系宣言を疑うナマエにジェイセブンは歯噛みする。
確かに好きな人に想いのおの字も伝えることの出来ない自分は草食系なのか。しかし男として、草食系などと言われて喜ぶべきものではない
≪〜っナマエ!!≫
「えっ、なに!?怒った?」
失礼なことをしすぎたか、とナマエは慌てる。しかし、一方でジェイセブンは顔を真っ赤にさせ、叫んだのはいいが、その後は≪うー≫だか≪あー≫と声にならない呻き声ばかり上げている
≪お、俺はだなぁナマエ!!≫
「う、うん」
≪そっ、その…俺は、お前さんのことが、その…≫
「うん?」
≪すっ………す、す、てやんでええぇえええぇえええい!!!!≫
「えー!?な、なにー?」
≪なんでもねぇやバーロー!!≫
草食系でもなんでもない、自分はただの臆病者だ、とジェイセブンは思った