「ギャラクシーシャトル〜!」
≪お、ナマエ!≫
自分の身の丈より何十倍も大きなギャラクシーシャトルに手を振る。どれだけ遠いところにいても、ナマエが手を振って名前を呼ぶだけで、ギャラクシーシャトルはいつでもどこでも自分に気付いてくれていた
「今日は輸送任務はなかったの?」
≪と言うわけじゃあないんだけど、今は待機中なんだ≫
「なーんだ 折角一緒に遊べるかと思ったのにー」
≪ハハ、ごめんな?今度、日本の富士山上空にでも連れていってやるから、機嫌治してくれな?≫
「ほんと!?」
≪ああ、約束だ≫
ギャラクシーシャトルは屈みこんで、ナマエの頭を人差し指で撫でる。
撫でられた方のナマエも嬉しそうだが、撫でた方のギャラクシーシャトルも幸せそうだった
そんな2人の許へ一台のバギーが走ってきた。ブラッカーだ
≪ナマエ、此処に居たのか。探したぞ≫
「あっ、ブラッカー!」
≪ギャラクシーシャトルと、何話してたんだ?≫
≪今度、ナマエと一緒に富士山でも見に行こうかってね≫
「ブラッカーも行く?」
≪おお、それは楽しみだな。 ギャラクシーシャトル、お前に連絡だ。任務のお時間だぜ≫
≪ああ…もうそんな時間か じゃあ、また後でなナマエ≫
「うん!」
≪ブラッカー、ナマエを頼む≫
≪いつも通り安全運転で送るさ≫
「ばいばーいギャラクシーシャトル〜」
自分より何十周りも小さな身体をしたナマエを見つめる。
ナマエもジャンも、自分達の大切な家族だ
ギャラクシーシャトルは、それが誇りだった