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あの子も昔はああじゃなかったって




「ラチェット!私、大きくなったら医者になりたい!」
≪ほうそうか。それは良い心がけだな≫
「多分今の私の頭じゃ地球が反転したってなれっこないから、今から死ぬほど勉強するの!」
≪…死ぬ程!?駄目だ駄目だ駄目だ!死ぬな!死んでしまっては幾ら勉強したって無意味じゃないか!死ぬな!≫
「え?こ、これはモノの例えであってね?比喩?なんだけど」
≪ダメ!ナマエ死ぬの!ゼッタイ!≫
「その言葉もどこで覚えてきたのラチェット」







イチャつくなら他所でやってもらえないだろうか




スモークスクリーンは皆より少し遅れてこの基地に来たから、ラチェットとこの人間の女の子ナマエがこんな、そう言う関係であることの成り行きなんて知らないし昔も知らないからよくは言えないが、

イチャつくなら他所でやってもらえないだろうか





≪しかしどうして突然医者になろうとなんて?≫
「これからもずっと、ラチェットの相棒でいたいもの」
≪……すまんが、どう言う意味だ?≫
「いつか私も、ラチェットにとって、頼れる存在になりたいってことですよ」
≪……それはおかしいな≫
「え?」
≪ナマエはもう充分私の為の存在になってると思っていたんだが、思い違いか?≫
「え、えええ、ええええ」
≪徐々に赤くなる技術を持つな。血色が悪くなる気がするぞ≫
「だ、だって…!ラチェットが…!!」
≪私のせいなのか!?すまん!≫




イチャつくなら他所でやれって言ってるだろ心の中でだけど




「うぅぅううぅ……ラチェットめ………」
≪…な、なんだ恨めしい言葉が続くのか……≫
「ううう……すき……大好き……」
≪なんだ。なら私の方がナマエが好きだな≫
「?どうしてそう言い切れるの?」
≪だって私の方がナマエより長く生きている≫
「関係あるの?」
≪悪いが、ナマエの10何年の果ての恋より、私の何百万年の果ての愛の方が重いに決まっておる≫
「よく意味分かんないけど、ラチェット大好き!」
≪何おう私の方こそが!!≫












「ごめんねスモークスクリーン。ラチェットもナマエも、昔はあんなファンキーな性格じゃなくてもう少し落ち着いてたんだけどさ」



べつにラフがあやまるもんだいじゃない

ニューフェイスだから慣れてないじぶんがわるいんだきっと