違うの!!
ただ目の前にホットショットがいてなんだか寂しそうだったからただ何となく手を繋いであげよっかなーって思ってただけだから。別にホットショットと手ぇ繋ぎたいな〜なんて思ってなかったからね!か、勘違いしないでよ!!
≪ハハハ、ナマエが俺に甘えてくれるなんて珍しいな≫
「ちっ、違うから!べ、別にホットショットに甘えてなんか…!」
≪そうなのか?俺はお前と久々に触れ合えて嬉しいけどな≫
「…っ!へ、へんたーい!」
≪ハハ、ナマエはいつも元気だなぁ≫
どうしてこんなにホットショットは余裕なの!?私ばっかりがドキドキしてるみたいで腹立つ!昔はもっとこう、素直に喜んでくれたり、やり返したりしてくれてたのに。自分だけ妙に大人になっちゃってさ!過ごしてきた時間は同じだったはずなのにどうしてここまで違っちゃうの?アレクサやラッドやカルロスもちゃんとした大人で、キッカーは我侭がちだけど、ミーシャは大人っぽいし、サリーもラッドに恋してるけどそこまでこんな感じじゃないし………。…まさか、ホットショット、私への愛情が薄れた…とか、…!あ、ありうる!ありえちゃうわ!だって自分でも自覚してるもの私のこのめんどくさい性格!あああどうしてこうなっちゃうのよおおお
≪ナマエ≫
「はい!?」
≪何を悩んでるのか知らないが、俺は今もお前が大好きだぞ?≫
そこは私がデレるところでしょうがホットショット!空気読んでよこのKY!でもそんなところが―――(ピー!)―――!!!