超新星サラダ化企画 | ナノ
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「#幼馴染」のBL小説を読む
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可愛い子は食っちまうぞ
………


ボニーは厨房から運ばれてくる料理を皿ごと食わんばかりの勢いで口にかっ込んでいた。
食事を始めてからジャスト30分 その手は一向にスローペースになることはない。
口の周りに食べかすを付けながらもバクバクと食べる。食べる。食べる。

そんなボニーの傍らに近寄った者がいた。そのボニーの口を指差して笑う



「ボニーせんちょう、お口まわりがきたなーい。ちゃんと歯みがきして寝たー?」

「あー?……そう言や最近してねぇなぁ……」

「きたなーい!ボニーせんちょう、超きたなーい!」

「うるせぇぞナマエ 食っちまわれたいのか?」

「きゃー!やだー!ようじょを食べようとするゲスがいるわー!」

「あっこらナマエ!  誰だナマエに妙な言葉教えやがったのは!」

「一昨日の晩、酔っ払っていた船長がナマエに教えておりましたが…」

「…なんだ、おれか」



食堂の長テーブルの、ボニーが座っている場所の反対側へと駆けて行ったナマエは楽しそうにぴょこんぴょこんと跳ねていた。

何がそんなに面白かったのか、まだ「ボニーせんちょう 超きたなーい!」と連呼している。
ボニーが次のピザを頬張りつつ「もう言うなナマエ!」と怒っても、幼い少女は口をつむらない。


我が娘ながら人の話を聞かない辺り、どうも自分の方に似てきてしまったような気がしてならない。





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