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終わりのない積み重ねを愛してる




「そうか、じゃあ あの子もオヤジも あそこで死んだんだな」



笑うナマエは、哀しそうでも辛そうでも嬉しそうでもない。
なんと言うか、何も感じさせない表情をしている


真実を知りたいと言ったのはナマエからだ。マリンフォードで、エース奪還の際に命を落とした内の一人
彼の胸を貫いたのは海軍大将の光の矢だった。崩れ落ちて行く姿は、未だに鮮明に思い出せるから困ってしまう。
大切な人の死ぬ間際の姿など、早く忘れさせてくれないか、



「マルコは?」
「…え?」
「マルコは、その後どうしたんだ?」



世間話感覚でいいのか?
全てを話すには色々ありすぎた。ただ1つ言えることとしたら、
「…ナマエがいなくなっても、別におれは平気だったよーい」
「そうなのか。そいつは残念だなあ」(ばかやろう。もう少し傷ついた顔してくれよ)



「その後新しい恋人は出来たのか?」
「当たり前だろい? 女どもが放っておいてくれなかった」
「そうか さすが俺の惚れ込んだマルコだ」



好きな人が人から好かれていると嬉しい。お前はそう言う奴だったなナマエ、忘れてた



「…ナマエは?死んで、どうしたんだよい」
「さあ分からない。あの世に留まって、マルコが死ぬのを待ってたんじゃないかな」
「げ、不吉なこと言うない」
「じゃないと、マルコと同じ時間を生きられないと思った」



――さて、これからどうしようかマルコ こうして出会えたわけだけど、お前はどうしたい?



問われれば、素直に言い出せない自分をからかってるんだと思う。
本当に、ろくでもない男に惚れてしまった



「またこんなに傍にいられることに、感謝をしたいなぁ俺は」
「…誰にだよい」
「そりゃ勿論、神様にだ」



バカ野郎 そこは、おれへの方が幸先良くなるぞ







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