▼ 昼下がりの一幕
堂々と甲板で昼寝をしていたナマエに、
「おれがいっちょガツンと注意してくんよ!」と
勇ましく向かったサッチがナマエの膝の上に頭を乗せて寝ていて、
「サッチだらしなさすぎだな。おれが言ってくるわ」と
鼻歌交じりに突撃したエースがナマエの左側の腕を枕にして大の字で寝ていて、
「本当あいつらどうしようもねぇな。見てろよおれが片付けてくるよい」と
拳を鳴らせていたマルコが反対側の右の腕を枕に丸くなって寝ている
姿を見たラクヨウが
「おいおいおいおいテメー等ぁあ!!」と声を張り上げた
「何揃いも揃って寝こけちゃってくれてんだ!起きろ!」
「…ハッ!いつの間に寝てたおれ!」
「ん?もう朝か?」
「ぐー」
「ずー」
「マルコとナマエも早く起きやがれ!なに引き続き続行してんだ!」
「なんだいラクヨウ…」「…しまった、つい寝ちまった」
マルコはいいとしても何で起こしてやったナマエが若干不機嫌そうなんだ。
ラクヨウは引き攣る米神を隠しもせずに、ぼやぼやしたナマエの後頭部を力一杯ひっぱ叩いた
「そうだよい! 寝るなナマエ!今から合同訓練タイムだ!」
「おー……もうそんなお時間で」
一時間後にあるから、絶対寝るなよ!と40分前に伝えたはずだろ!と憤慨したマルコの言葉にナマエはそうだったそうだった、と頷いて見せる
「何でお前はいっつもんなに寝んだよ!」
「あー…あのな、サッチ 寝すぎると、逆に眠くなるだろ」
「ん…?まあ、うん」
「するともっと寝たくなるだろ。で、寝る。眠すぎて眠い。寝る。ループ」
「なにそれ恐ろしい…!」
「だろ…!」
「ナマエのオラーに飲み込まれてるぞサッチ!」
「オラーじゃなくてオーラなエース」
「お?」
止めに来たラクヨウでさえ、ナマエの眠たそうな目に釣られて眠くなってきてしまっていた。
しかし、お前たちまだ来ねぇのかあー!!と言うジョズの声が聞こえ、
各隊長たち全員に襟首を掴まれ青い顔をしたナマエと共に向かった
ナマエを見て湧き上がってきた眠気を噛み殺して
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▼どこでも寝れるゆるふわ系男主と白ひげ海賊団の家族愛
リクエストありがとうございました!
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