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「おい斉藤、昨日B組のナナちゃんとカラオケ行ってたろ。見てたぞ」
「あーあれな」
「何ヤってたんだよ、夜のフリータイムなんか選んじゃってやらしーんだー」
「お前どこまで見てたんだって……あっちから誘って来たからヤった」
「マジか!!!俺あの子狙ってたんだぞくそぼけ死ね!!これでカレカノになったとか言ってみろ死なす」
「なってねーよ!終わった後に「やっぱ嫌だ」とか言われて逃げられて二人分のフリータイム料金払って帰って来たわ!」
「安心した。それでこそお前だ。俺より先に真っ当な恋人とかこしらえた奴はこの矢野様が成敗すっからな」
「はいはい。 あ、そう言えば久賀ってあんまりこーゆー話に食いついて来ねぇよな」


「……え? なんか言った?」


「聞いてなかったのかよ!」
「あー無駄むだ。久賀は基本人の話聞かねぇんだよ」
「だから、何の話してたわけ?」
「恋人とか気になってる子とかヤリたい女の子とかいねーのって話だよ」
「久賀だぞ?こんなトボけた奴に彼女とかいるわけねぇじゃん!」
「いる」
「ほらいねぇ……ってはああああああああああ死ね!!!」
「おい待てまて。まず話を聞いてから死ねって言おうぜ。 久賀ってカノジョいたんだ」
「いる」
「ざっけんなああああ可愛かったら殺す!!!」
「煩いぞ矢野 どんな子なんだ?」
「年上」
「大学生とかだったら殺す!!!」
「違う」
「OLか殺す!!!」
「違う」
「許す」
「どんな人だ?」
「……口が大きい」
「ほ、ほーん。他は?」
「…髪が肩までで目がパッチリしてる」
「それって……」
「可愛い」
「やっぱりか殺す!!!」
「やれ矢野」
「やめろ」




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