ウンディーネは守る


エルフの設定を先に読むことを勧めます。






 ASLと兄弟なエルフの女の子の話。常に無表情。感情がわからないのでASLを見て学ぼうとする。成果はあまり出ておらず、感情については知識として頭に入っている。

 純血のウンディーネで水を操る。純血はもういないとされているから、エルフを知る者にはかなり驚かれる。能力を見せてからルフィにはかなり懐かれており、自身もまた感性豊かなルフィを学ぶ対象とした。

 ずっとではないが、魚の形をした水の塊が2匹くらい周りを浮遊してることがある。理由は、操るために水を集めるから。「なんだこれ」「水」「いやそうじゃなくて」みたいなやり取りをエースとサボと繰り広げる。

 純血だから自然系と同じように身体を水に変えることができるので、覇気が使えないと勝負ができないため、特訓は勝負にならなかった。

 結構残酷で、邪魔をするなら容赦ない。感情がわからない。つまり、手加減ができない。もっと言うと情けもかけない。一定範囲内の生き物の体内の水まで操れるから、簡単に命を奪う。ASL中心で世界が動いているから3人のためなら何でもする。

 弱点は急速な蒸発。自分が水だから、身体に表現できないくらいの激痛が走る。この時ばかりはポーカーフェイスも苦痛に歪む。

 17歳になってからは生きる意味を探して、ぶらりと旅にでる。水だから船いらずで、凪の帯も関係ない。世界中を回る。でもルフィとエースの誕生日には律儀にプレゼントを届けに行く。

 頂上戦争ではエースを庇いマグマに貫かれるが、即座に水を集めて持ちこたえる。エースは生き残る。その後、賞金首に。異例の額がかけられる。2つ名は海の怪物の名前で『リヴァイアサン』。

 頂上戦争で怒りを理解して、他の感情も少しずつ理解していく。

 サボに再会したときに喜びを理解する。涙を流して生きててくれて嬉しい、って言うサボとエースに抱きしめられる。
「涙は悲しいときに流れるもの。嬉しいはずなのに、どうしてサボは泣いているの? どうしてエースは泣いているの? どうして……私は泣いているの?」
「涙は嬉しくても出るんだよ」
「そう。サボは相変わらず物知りね」
 自分の知識と違うことが起きて混乱するけど、サボが教えてくれる。こうやって感情を理解していく。




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