おはようみんな!俺はウェルフ!俺には双子の兄がいる。ウォルフってんだけど、美人だぜ!
まぁ、それはともかく。
学校につきましたっ!男子校で女の子はいないけど、すごい綺麗な学校なんだっ!
「じゃ、ウェルフまた後で。」
「休み時間においで。」
俺だけ、兄ちゃんと親友のキャロと別のクラス。正直、寂しい。
でも、お昼は三人で食べたりするから大丈夫!
「おう!」
クラスの前で別れて、俺はD組の教室へ。教室に入るとみんなが俺にあいさつしてくれる。
自分ではあんまり言いたくはないけど、クラスの人気者ってくくりかな。
俺の席は窓際の一番後ろ。割と背が高いせいなんだ。
「おっはよー。」
俺の前の席には猿のエンキが座っている。
浅黒い肌に白髪で、つり目のエンキはなんだか怖い印象を与えてくるけど、すごく良い奴なんだ。
「おう…。ケントは?」
まぁ、あんまり愛想はよくないけどな!そうそう、エンキは犬猿という文字のごとくケントと仲が悪い。
「今日は一緒に来なかったぜ。」
「そうか、遅刻しろ。」
「ははっ。多分間に合うと思うぜー。」
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