追記


姉の真似事
母にそう言われたことがあります。たしかに私は絵を描き始めた理由の一つに姉がやってたからっていうのがあります。
私はシスコンってほどじゃないですが姉が好きで、いつも後ろに着いてました。
姉から学んだことはたくさんあります。
でも、私は姉が美術の道に行こうとしたからこういう進路をとったんじゃないんだってわかってほしいな。
姉は美術の道諦めることになってしまったけど、私は漫画家になるために頑張って勉強するよ。
三者面談しててふと、その母の言葉を思い出してね。
私はこの言葉に絶望したんだよ。私の描いてるものは私の絵ではないのか。私の描いてるものは真似事であり、私の作品ではない。
私は姉になりたいだけ?
ははは…親戚一同の前で泣きそうになったのが記憶に残るね。
でもね、自分が生み出した物語やキャラクターっていうのは真似事でなくオリジナルなんだ。
姉のほうが綺麗な風景とか描けるし、並べたら姉の絵をみんな誉めるんだよね。
まぁ、私も姉のが上手くて素晴らしいと思う。
でも、私にしか描けないものもあると思うんだ…たぶん。真似事の域だったら私は姉と同じだろうけどさ。
よくわからないなぁ…。

始まりは確かに真似事だったかもしれない。絵が上手な姉に憧れて描いていたことは確かなこどだもの。

姉のこだわりと私のこだわりは違う。そうさ、違うんだよ。
キャラクター描いたら生き生きとした感じなら負けないとか自負してみる。
私のが線汚いし、へたくそだけどね。

ちなみに私のこだわりは表情だったりする。
あ、だからバストアップしか描けないんだ…頑張ろ。
これから、合格を目指して頑張る身で、自分の心残りは吐いておく。
私の夢は真似事じゃないって思いたいから。
私は姉に憧れてたあの頃じゃないから…!

きっかけは姉でも、今は違うと信じたい。今は自分の意志で夢を目指してるんだって…母は分かってくれてるのかなぁ。
真似事の延長線と思われてそうでなんかなぁ…なんか、私が申し訳ないな。

弱くてごめんなさい。
妹だからって他人に頼ってた弱い私を殴りたいよ。
まぁ、姉であり妹ではあるから、妹の甘えたいのとか、姉として妹を鍛えたい?っていうか見本になりたいとかもあるね。

というか、なぜ私はこんなことを述べているのかしら…あ、三者面談か。
あと、課題作品がなかなか進まなくてちょっと不安になってるからかな!
あぁ、畜生!
三者面談でまたパネル掘り返されて辛いです!先生、私のハートをブレイクしないで…!!

さて、吐き出したから悩まず絵に打ち込むよ。


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テーマ「人外ファンタジー」
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