分かってる
2011/02/11 06:02
「レンなんか、嫌い」
「うん」
「居なきゃ良かったのに」
「うん」
「・・・っ」
「大丈夫だよ」
彼女まるで小さい子供のようで、何かしてあげたいと思った。
彼女の優しく抱きしめると少し震えていた。小さく細い体は今にも崩れてしまいそう。
「俺はリンのこと好きだよ」
「・・・レンなんか!・・・嫌いだもん」
「うん」
「どうしてそんなに優しくするの」
「リンが好きだからかな」
「あたしは嫌い」
「知ってるよ。」
それが嘘だってことを。
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ツンデレではない
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