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神田と男達が言い合いをしてるのをぼけっと見ていたら、人の気配がした

「神田殿、如月殿」
「悪いがこちらも引き下がれん
あのアクマにお前の心臓をとられるワケには行かないんだ

今は良いが最後には必ず心臓をもらう
巻き込んですまない」
『神田ってさー
以外と良いやつだよな』
「んだとてめぇ
そんな口二度と聞けなくしてやろうか?」

ぎゃいぎゃいやっているとバインダーのトムだったかトマだったかがティムキャンピーを見せてきた

「ティムキャンピーです」

ヴンといいながら粉々だったティムキャンピーが元の形に戻っていった

「お前が見たアクマの情報を見せてくれティム」

ティムが口を開いたら映像が流れた
すごいな
あんな、ゴーレム欲しい

「鏡のようだ・・・」
「はい?」
『ん?』
「逆さまなんだよこのアクマ・・・

見てみろ
奴がモヤシに化けた時の姿・・・
服とか武器とか・・・
左右逆になってる」
『あ、ほんとだ
神田スゲー』
「お前はこれくらい気がつけ!」
「あの、モヤシとは」
「あいつのことだ
ほら切られた偽物もよくみると逆・・・

しかも偽物は中身はカラで360度外見だけのもの

ただ単に「化ける」能力じゃない・・・

こいつは何かで対象物を写し取ってる・・・
というべきか」

長い、この話・・・
聞かなくてもいいかな
寝よっかな

あぁでも、神田絶対人形達に意識向いてないから逃げようと思えば逃げれるから見張ってないとな〜
とか思ってると、案の定人形達は空いている穴に落ちていった

『追い掛けるか、、、』

そうつぶやき、俺も穴に落ちていく
ヒュオオオオと下に落ちていきながら考える

『うーん、このままだと落下地点同じだから気づかれるし
どうしよ・・・
まあとりあえず、六幻出そう

イノセンス発動
‐偽花弁‐
六幻』

ガガガガと壁に突き刺したら落ちる前に止まった

『今下に下りるわけにもいかないし
このままか、、、
腕つらっ』

全体重を腕で支えている今の状態は非常に辛い
四苦八苦してると、下から歌が聞こえてきた

あぁ、眠くなる
寝てもいいかな
よし、寝よう

うとうとしていたら、下がうるさくなった
とか思ったら静かになった
『あ、やべえ
手、限界』

俺は静かに落ちていく
ドサと音をたてながら落ちるとアレンが寄ってきた

「大丈夫ですか!?晃也?」
『痛ってぇ
腰打った』

もう、とかいいながらアレンが手を差し延べてきた
俺は、その手をとらずに立ち上がる

『人形の話聞くんだろ?
早くいこうぜ』

アレンを促して人形の元へ向かわた


差し延べられた手

俺は君以外の手はとらないよ

だって、俺を助けてくれるのは君だけ


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