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ふっ、と目が覚めたのは飛び乗り乗車しようとしていた時だった

『神田?
おはよう、、、

つーか、この体勢きつい』

俺は神田に俵担ぎにされていた

この体勢でとてつもなく早く走ってるから、めっちゃ腹が痛いんだよね

「うっせぇ!
てめぇ起きたんなら自分で走れ!」

そう言われ、ぽーんと投げられた

『いきなり投げること無いだろ』

そう言ったけどちゃっかりちゃんと走ってる俺

「あの
ちょっとひとつわかんないことがあるんですけど・・・」
「それより今は汽車だ!!」
『そうそう、これ乗らないと次いつくるかわかんないからね』

そう言いながら俺は一足先に汽車の屋根にトンッ、と乗る
一歩遅れてアレン達も降りてきた

「飛び乗り乗車・・・」
「いつものことでございます」
「困りますお客様!
こちらは、上級車両でございまして一般のお客様は二等車両の方に・・・
てゆうかそんな所から・・・」

ぐだぐだと添乗員が言ってるが気にしない

だって、このあと許可が下りるんだから

「か、かしこまりました!」

どうやら、許可が下りたらしい
てか、俺今回の任務内容聞いてないんだが良いのか・・・?

個室に案内され、探索部隊のやつの自己紹介があった

が、眠くて聞いてなかった


個室に入り椅子に腰を落ち着ける
すぐさまアレンが質問してきた

「で、さっきの質問なんですけど

何で
この奇怪伝説とイノセンスが関係あるんですか?」



さっき質問なんてしてたか・・・?
ん〜〜?
何となく、汽車に乗る前に言ってたような・・・?


チラッと神田を見ると

「チッ」


舌打ちされた

何!?
俺悪いことした?
とか思ってると神田からお声がかかった

「おい、如月
お前が説明しろ」
『え、、、
無理無理
だって俺話してる最中に寝ちゃうもん』

ギロッて睨まれた、、、


でも、なんやかんや言いながら教えてる神田って良いやつだよな


「イノセンスってのはだな・・・」
あっヤバい眠くなってきた

『神田、アレン
俺寝るから着いたら起こしてね
じゃ、お休み』

何か、神田辺りがギャーギャー言ってるけど気にしない
目をつぶると直ぐに意識は闇のそこに落ちていった





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