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その目を直視したファイは先程の悪寒など比較にならないくらいの恐怖に襲われた。
しかし、愚かにもファイは感じてしまったのだ。
恐怖さえ超越してしまうほど、カインが美しいと。
赤い血など簡単に色あせる程の強烈な白に、ファイはカインに心を奪われていた。
例え、カインが自分の目の前で男の腕を引きちぎっていたとしても。
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