D×D Bypar | ナノ




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カメラアングル(おい)を戻しましてハンター組。

どうやらベースキャンプ地にたどり着いたらしく、野営の準備をしていた。
今から約束二日と二時間、ここで寝泊まりするからだ。
クエストには制限時間が儲けられており、内容にもよりけりだが討伐・狩猟は基本的にベースキャンプ到着後から五十時間と定められている。
それまでに捕獲ないし討伐を完了しなくてはクエスト失敗と見なされ、強制帰還となる。
またパーティーハントの場合、上限四名で二人以上の戦闘不能者及び死者が出た場合も同様である。

日が西に傾き初めているため、イャンクック捜索を明日に回し、カイン達は荷物をを整頓していた。
狩りに必要な支給品、プラスカインとレンは持参してきた補助アイテムをポーチにしまい込む。
そして、焚火を囲み段取りを組む。

「取り敢えず援護はレンだ、間違っても前へは出るなよ」
「わーってるよ」
「んでカインは…遊撃のがいいか?最初だし」
「はい、そうして貰うと助かります」
「じゃあ……」

その日、篝火の光が消えたのは夜が開ける直前だった。




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