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森丘に、穏やかな風が吹き青々とした草花を揺らして消える。
命が溢れ、平穏を象徴するような光景に異質なものが入り込む。
それは、風を切り、空を裂かんばかりに羽ばたいた。
草花が、凶悪な風圧によって儚く宙へと舞い上げられる。
何処か遠くへ飛んでいった後も、彼の威圧はその場に留まり続けた。
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