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密林と森丘を足して割ったような、開けた遊歩道に間の抜けた悲鳴が二つ響き渡る。
「「うぎゃあああああああ!!」」
そして、その間抜けな叫び声と同じくらい大きな鳴き声が二人の背後から響き渡る。
更に一瞬後、ドドドドド・・・と凄まじい音量で足音が響いた。
青、白と青の縞模様にオレンジ色、赤にサーモンピンクに濃いめの水色。
左から上げていくと、ランポス、ギアノス、ゲネポス、イーオス、ジャギィにバギィ。
鳥竜種のパラダイスだ。
しかし、彼らはそれを地獄と呼ぶ。
「なんっで鳥竜種ばっかなんだよおおおおおおおおおおおおおお!!」
「オレチャマに聞くなっチャあああああああああああああ!!」
キャラクター紹介で知ってもらっているだろうが、彼、レンは鳥竜種が大の苦手だ。
むしろ恐怖の対象である。そして、チャチャも過去にジャギィに追いかけまわされた忌まわしい記憶があるので鳥竜種が死ぬほど嫌いなのである。
では、なぜそんな二人が今鳥竜種に追いかけ回されているのか?
レンとチャチャは足を止めずに事の発端であるカインとケビンを恨んだ。
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