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自分の目の色が嫌いだ。
ひどく鮮やかな緑色。光と感情の加減で数多の「緑」に色を変えて。
ふらふらと安定しないこの目が嫌いだった。
ファイは鏡を見るたびに、両の目を抉り出したくなる衝動に駆られる。
だから自室の鏡は全部叩き壊してやったのだ。
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