クレイジーイーター | ナノ




6

レオンの一連行動を眺めていたアリサはビート板を持ったまま首を傾げる。
そんなアリサにレオンはおいでおいでと手招いて座らせた。

「なんですか?」
「取り敢えず足つけてみろ。最初は冷てぇがまあ慣れる」

やってみろと勧められるままにアリサは恐る恐る水面に爪先をつける。
まあ、当然だが冷たい。

「きゃっ」
「おいおい…重傷だな」

僅かな冷たさにも驚くアリサにレオンは苦笑を漏らした。

その背後で、はしゃぐ声が悲鳴に変わった。とうとうミカドが水に沈んだらしい。やわだなとレオンは鼻で笑った。


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