クレイジーイーター | ナノ




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「おっすレオン!」

朝、エントランスでダラけていたレオンの耳に元気の良いコウタの声が届く。声のした方を見てみればコウタがソーマの首根っこを掴みを引きずっている所だった。全く動かないソーマが死んでいない事を祈る。

「よぉ…コウタ、ソーマ死んでねえか?」
「大丈夫大丈夫!ソーマだし?」
「軽く人権侵害だなオイ」
「…全くだ」
「うお!?生き返った!?」
「ね?大丈夫だったろ?」
「大丈夫じゃねえよ」

ばしっとコウタの手を払いのけ、蘇生基復活したソーマはフードを直す。一連の行動を眺めていたレオンはため息一つついてコウタをみる。

「で、何の用だ?」
「いや、食堂行こうとしたら二人見っけたしついでだから三人で飯食おうと思って!」
「「ついでかよ」」

レオンとソーマの声が綺麗に重なる。まあもっともな突っ込みだろうが。



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