クレイジーイーター | ナノ




8

「はあ?」
「えっと・・・死に掛けてるときに、人間思いもよらない力って出るでしょう?火事場の馬鹿力って言うやつ。通常人間の力って本気でも30〜40%くらいしか出ないんですが生命の危機的状態のとき、100%以上の力を発揮できるそうです。ファイはどうしてかその火事場の馬鹿力状態になれるんですよね。好きなときに」
「・・・つまりあいつはその気になれば常時全力以上の戦闘力を発揮できる、と」
「まあ、そんな感じです。でも感情のコントロールができないので暴走して自滅とかよくある話なんですが」

結構とんでもない話を世間話のようにはなせるもんだなとリンドウは思わず苦笑する。ミカドもそう思ったのか同じ様に苦笑し、理由はわかりませんがと続けた。

「何故ファイがあんなことができるのか正直俺にもわかりません。でも、幼少時結構いろいろあったみたいですから」

だから、これ以上は本人に聞いてくださいねとミカドのへらりとした笑い顔を見ながら、リンドウはタバコを一本、吹かした。



(とりあえず新型三人衆の戦闘イメージを。バトルシーンが好きすぐる)




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