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そこでサクヤはん?と首をかしげた。
今目の前にいるこの新人は自分の部屋と食堂にこれなかったといっていた。
食堂には自分が連れてきた。だったら彼女は3時間(もうすぐ4時間)前、どこにいた?
「ファイ・・・あなたどこにいたの?」
「ミカドと(ミカドの部屋で)寝てた」
「ぶっ」
サクヤは思わず水を噴出した。汚いなあとつぶやきながらハンカチを取り出すファイに喧しいと叫びたくなった。
「あ、あなた・・・若い子がそんなこと朝からするなんてはしたないでしょ!」
「?」
突然叫び出したサクヤにファイは訳がわからんと言った体でエビフライにかじりつく。最近養殖に成功したそいつは意味もなくでかいがファイには関係ないらしくどんどん減っていった。
そんなファイにサクヤはヒステリックな声をあげる。
「だから!若い女の子が簡単に男の子と・・・えーと、そんな不純な行為は駄目よ!」
「・・・ああ」
なんとなく、サクヤの言いたいことがわかったらしい。ファイは水を飲み一息つくと口を開く。
「しょうがない、あいつ夜は激しいんだ」
「!!?」
「もちろん嘘な訳だが」
「こらああああああ!!」
もう既にサクヤをおちょくっているファイにサクヤは叫んだ。力の限り叫んだ。そりゃあもう全力d(以下省略
「もっとましな嘘つきなさいよ!!!」
「嘘はついていいのか」
「黙りなさい!!」
厄介な新人だと、二人のやり取りを影で見ていたリンドウは爆笑したいのをこらえていた。
しかしそこをサクヤに見つかり、ファイの超ド級天然(時々確信)ボケに約2時間振り回されていたのは有名な話である。
(ひたすら先輩をおちょくる新型の話。軽くSな子←)
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