クレイジーイーター | ナノ




16

初めて、良く眠れた気がする。

次の日の早朝、起きた途端にファイはそう思う。きっと、久しぶりに夢も見ないくらい眠れたからだろう。
そして、昨日しでかした失態に顔に熱が集まるのを感じながら、二人にどんな顔をあわせればいいのかを考える。

いつも通りソーマには目で訴えて、でもコウタにはおはようを言ってみようか。
そうだ、きっとアリサやサクヤもいるから二人にもおはようを言ってみよう。
ミカドにもきっと言えるから、ライオン君にも言って、肩に乗ってやろう。きっとびっくりするんだ。

そしてうまく言えたなら

生まれて初めての「ありがとう」を二人に言おう。二人はどんな顔をするのかな。

のろのろと身支度を始めたファイは知らない。自分が、初めて笑っていることを。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−だから、要らぬのだと手のひらを返してこぼしたものを拾っていこう。 どんなものかは二人が教えてくれたから大丈夫。

(長い、ファイ一番好き(親ばか次長)故にとんでもない長さになった上なにこのやおい&俺得^p^ でもこの後結局照れて仏頂面になるんだろうなこいつ← ライオン君とはレオンのことです。この後レオンさんはファイ専属の乗り物になる運命(笑)お粗末さまでした!)



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