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「っ女神さま!!」
邪神と魔物の群体を遠くから見ていたシャルとアリアは、急いで自らの主が座する皇宮へ向かい、助けを乞いにいった。
「…シャル、シャルなのですね…?」
「はい!…連絡も取れずごめんなさい」
「いえ…貴方が無事で本当によかった…!!」
「僕も生きてお合いできるなんて夢にも思っておりませんでした…でもまた直ぐに行かなくてはいけません」
「分かっております…しばしお待ちなさい。こちらから援軍を寄越します。それまで…耐えられますね?」
どうやら自分の主はなんでもお見通しのようだ。
「…わかりました!」
だったら自分は、離れられない主の手足になろうじゃないか。
シャルはアリアとともに下界へと向かった。
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