小説 | ナノ


「勝った・・・!勝った・・・!」

ここに居る男の中じゃかなり胸板が薄い相手だったがとりあえず一勝は一勝だ。私はガッツポーズを決めて飛んで喜んだ。女の私ではリーチの短さと攻撃威力の低さがネックだったが考えた。うんと考えた。…まあ安直だがそれを補うにはスピードしかないと思ったのだ。パンチをフェイクに使い相手の胸元に飛び込んで回し蹴りをブチ込んだ。……まあ、これでノックダウンできればかっこよかったんだけど勿論私の回し蹴りの威力ではそんなこともできず、それから倒れっ込んだ相手の胸にまたがり顔面をタコ殴りにした。私の手と相手の顔が血に濡れ始めたところで審判が制止をかけ私は10階に進んだ。ヤッタネ!
よし、手段を選ばなければ私でも勝てる可能性はある。よし。勝てるかどうかは相手によるが今日はモラウさんに良い報告ができるぞーっ!ついでにノヴさんにも!


(モラウさんモラウさんやりましたよ!ぶっちぎってやりましたよ!)



20111023