小説 | ナノ


「スガちゃんチュース」

「うわっ苗字」

「潔子が職員室呼ばれたから部活ちょい遅れるそうで〜す。潔子の連絡係名前ちゃんでした」

「……メールでよくないか」

「私スガちゃんのアドレス知らないし」

「いや、清水が…」

「廊下でセンコーに捕まって潔子のケータイ教室だから」

「ああそう」

「いい機会だしアドレスとケー番ちょうだい!鬼電する!」

「あはは勘弁してよ」

「あははスガちゃんのそういうところ好きだよ」

「大地来るまでに帰ったら?」

「男バレは私のことを癌か何かと思ってんの?え?」

「8割方」

「だから私は田中が好きだよ!うっ!純粋無垢で馬鹿だから!うっ!」

「田中はまあいいけど西谷をそろそろ解放してやってくれよ」

「あーまーそーねー謹慎も解けて頑張ってほしいしねえ」

「じゃあ」

「っていいながら押し返さないで!ぎゃー!もうスガちゃん!好き!ぎゃー!ドア!挟まる!おい!!!!!」



20121210

「誰スかあの人」
「影山ー目ぇ合わせない方がいいぞー」