小説 | ナノ



「ゆーちゃんもとうとう先輩かあ〜」

「・・・なんスかそのユウチャンって」

「西谷くんの下の名前をスガちゃんから聞いたんだけど可愛すぎてびっくりした」

「へぇえええ・・・」

「西谷センパイとか呼ばれるわけでしょ。うひ〜かわいいでちゅね〜」

「に、西谷先輩…!」

「その前に謹慎解けないと部活も行けないんでしょーマジうけるんですけどぷぷぷ」

「うっぜーーーな!!!!なんだよテメー笑いに来たのかよ」

「そうだけど」

「帰れ」

「ヤダヤダヤダ!私がなんのために2年の教室まで来たと思ってんの?!」

「俺を笑いに来たんだろ!」

「そうだよ〜!夕ちゃんの傷口に塩をぐっちゃぐっちゃ塗りこむために来たんだよぉお〜!」

「帰れ」

「そして旭の傷口も抉りに行く」

「ヤメロ!あの人のガラスのハートをなめるんじゃねえ!」

「うふふ」





「おい苗字授業中だぞ自分の教室に戻りなさいそれとも進級できなかったのかお前は」

「せ、先生!」


20121210