小説 | ナノ




「あっ飛影ちゃん今日も可愛いね」



「…チッ」

「まってまってまってなんで舌打ち!?今日初めて会ったんだよ!?挨拶から始まるでしょ普通」

「貴様のはどこが挨拶なんだどこが」

「普通に挨拶じゃんかあ飛影ちゃんそんなことも知らないの?」

「変わった挨拶もあるもんだな。貴様が蔵馬のクラスメートじゃなかったら八つ裂きだぜ」

「そんなことしたら雪菜ちゃんも悲しむんですけど」

「おい。雪菜の話をどこから聞いた」

「南野くんから聞きましたけど。身の危険を感じたら雪菜ちゃんの話を出せばいいって。ね、飛影お兄ちゃーん」

「蔵馬あの野郎」

「そんな飛影お兄ちゃんに相談なんですけど」

「・・・なんだ」

「(おお本当に雪菜ちゃん引き合いに出すと汐らしいな)




 妹さんをください」




「ふざけるなよ」

「いたって真面目なんですけど!雪菜ちゃん可愛い雪菜ちゃんと一日一緒に居たい365日一緒に居たい手を繋ぎたいご飯あーんしたいぎゅってしたいちゅってしたいぺろぺろしたい雪菜ちゃんかわいいよ雪菜ちゃんはぁはぁ」

「なんでコイツや桑原のようなやつばかり引き寄せるんだ雪菜…」

「それは雪菜ちゃんが可愛すぎるから天使だから」

「妖怪だ」

「雪菜ちゃんとの初夜は録画してお兄ちゃんにも送るから!ねっ!お願いお兄ちゃん!」

「初夜ってなんだもう貴様そこに直れたたっ切ってくれるわ」

「ギャアアアアアア助けて南野くん助けて雪菜ちゃんウワアアアアアメーデーメーデー」




20120811

「好きな子ほどいじめたいってやつですか?」
「蔵馬…貴様…!」
「あははははは飛影も可愛いところあるんですねあはははははは」
「この狐野郎…ッ!」