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―夜空に黄金の光が舞う。
 長い長い夜が明けた。

ダークシグナーとの壮絶な戦いが終った。

シグナーは、弟たちは本当によく闘ったと思う。
ご馳走沢山作って労ってあげないとね!






そして冥界より奪われた魂たちが解放され、京介の魂も肉体も蘇った。
本人はセキュリティの収容所から出所してきたと思っている。
ダークシグナーとしての記憶もないので、みんなと示し合わせてそういうことにした。


「満ー!!元気だったか!会いたかったぜ!!」


まだちょっと痩せているが、出会った頃のように元気になった京介に私は心底安心した。
これから私と京介の新しい暮らしが始まるのだ。
まずは京介にいっぱいご飯食べさせて元気にしなきゃね?
ふたりでやりたいことなんて山ほどある!


「おかえりなさい、京介!」


そして私の長年の女王の勘が告げている、京介のことはがっちり捕まえて旅なんかに出さないでおこう。
私は硬く決意したのだ。




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