#136
2021/03/11 15:07
遊星が危ない!アポリアにぎりぎりまで追い詰められている。
さっきまでベッドの上でのたうちまわってた、ジャックとクロウが立ち上がって、遊星の元へ行くと騒ぐ。
狭霧たちは必死に止めている。
ふたりの身体はもうボロボロなのだ。
でも・・・・
医務室を出て行こうとする私は二人の前に仁王立ちで立ちふさがる。
「あんたたち!!」
「満、止めても無駄だぞ!」
「そうだぜ、俺たちは・・・!」
二人をまとめて腕の中に抱き込む。
「・・・ちゃーんと3人揃って帰ってくるのよ!」
「おう!」「まかせておけ!」
私が腕をはなすと、二人は重たい身体を引きずりながら走って出て行った。
「満・・・」
「京介・・・」
どちらからともなく、温かさを確かめるようにぎゅっと手を握り合った。
(信じてるからね・・・)
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