昨夜は一晩中愛を確かめ合った。それで昨日は二人とも疲れて寝てしまったのだが。

「うわあ…すごい、ガチガチ」
「……何をしてる…」

互いに一糸纏わぬ姿で寝ていた為、身体の変化はすぐに分かる。源田の朝勃ちに照美は興味津々だった。

「ねぇ、どうして硬くなってるの?」
「…照美はなったことないのか?」
「うん、初めて見た」

照美は物珍しそうに源田の怒張に触れる。今にも破裂しそうだ。
そこで照美はふと、昔先輩に聞いた話を思い出した。

「そういえばね、精液を飲むと美容にすごくいいんだって」
「そうなのか」
「うん、だからさ…」

照美はそっと屈んで源田自身に口付けをする。源田は嫌な予感がして、逃げようと身体を捩るも腰を掴まれて身動きが取れないようにされてしまった。抵抗が無くなったのを確認すると照美は再び源田の股間に顔を埋め、今度は射精を促すように下から上へと舌を這わせる。元々張り詰めていたおかげで絶頂まであまり時間は掛からなそうだ。源田は既に諦めたようで、大人しく快感に身を委ねていた。

「んっ……、ふふ、源田くん…」

照美は一度口を離すと愛しそうに源田のそれを撫でる。昨夜、沢山時間を掛けて自分を愛してくれたものだ。綺麗にして返さなくては。

「いっぱい出して…、ねっ…!」

照美は目の前のモノを躊躇無く咥え込むと思い切り吸い上げる。間も無く、照美の口腔で源田の怒張が弾けた。口一杯に精液独特の味が広がる。

「っ…、くっ……はぁ、…」
「ん…、ぷはっ、ごちそうさまでした」

放たれた精液を全て飲み干し、照美は満足気に笑った。その様子に源田は苦笑いを浮かべる。

「全く…お前は朝から…」
「あ、朝と言えば精液に含まれる栄養素って理想の朝ごはんと同じらしいよ」
「あのなぁ……」

源田の口から思わず溜め息が漏れる。しかし、結局最後には何もかも許容してしまうのは惚れた弱みと言うやつだろうか。本日二度目の溜め息。

「大体、どこで仕入れてくるんだそういう情報は」
「平良先輩が教えてくれるんだ」
「…ほう」

やはりあいつか。あいつも確か照美狙いだった。源田は本日何度目か分からない溜め息を吐く。

「源田くん、これから毎朝飲ませてね」

美容のため、と言ったか。これ以上綺麗になってどうするつもりだ。
そんな反論も虚しく、ただこの天使のような女神の笑顔の前では肯定以外の選択肢は認められなかった。






























Twitterでちろっと目にしたネタなので曖昧。
わりと短めでしたね。

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