Rain birthday



SSL沖千恋人




ザーザーザーザーザーザーザーザーザーザー



「あーあ雨かぁ〜」

「・・・・・・・」

「せっかくのデートが台無しだね。ネズミーランドは今度にしてショッピングモールにする?」

「・・・・・・・・・」

「パレードも花火もこれじゃあ見れないし乗り物も限られちゃうし・・・・千鶴ちゃん?」

「・・・・・・・・・・」

「どうしたの?先から黙って。そんなにネズミー行きたかった?」

「今日は・・・・」

だって今日は沖田先輩の誕生日・・・・
ネズミーランドでいっぱい遊んで思い出作って写真も撮って美味しいもの食べて最後は花火見ながらロマンティックにキ、キスする予定だったのに・・・・・
すべて雨のせいで・・・

「千鶴ちゃんしょうがないよ。雨なら。それより室内でも充分楽しめるとこはあるよ!ほら千鶴ちゃんが行きたがってた渋谷のケーキバイキング。あそこ行こ?」

「は、はい・・・・」

沖田先輩の誕生日なのに先輩に気をつかわせてしまってる・・・・機嫌直さないと

「千鶴ちゃんが一緒なだけで僕は嬉しいよ。とっても。しかも僕の恋人だなんて。最高の誕生日」

優しい・・・・・

「私も沖田先輩のお誕生日を彼女として二人きりで祝えて嬉しいです。」

「うん!とりあえずお腹空いちゃった!軽くなんか食べに行かない?」

「はい!」


手を離さないでね
大好きなその笑顔でいつまでもそばにいて

そうしたら雨はやんで虹がでるから



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