ひめごとはじめ



(夫婦)
左之さんワールド全開\(^q^)/






「あけましておめでとうございます左之助さん今年もよろしくお願い致しますね!」

「おう!」

本日は元旦でございます。二人の愛の住処にも真っ白な雪が降り積もります。

「千鶴。せっかく正月なんだ晴れ着でも着て可愛い姿を拝ましてくれよ」

「でも左之助さん。私晴れ着なんて持っていませんよ?」

「安心しろ。俺が千鶴に似合いそうな晴れ着こさえてきたからよ♪」

「さっ、左之助さん!?こんな立派な晴れ着どうなさったのですか?」

「色々やりとりしたんだよそれより着てみろよ。お前に似合うと思って選んだんだ」

「はい・・・」

千鶴は頬を染め夫である左之助の好意に喜びを噛みしめました。

「あのっ、左之助さんどうですか?」

「お♪」

左之助は妻の千鶴の晴れ姿を見て頬を緩めます。なんと美しく可愛らしい事でしょう。鮮やかな紅色の生地が千鶴の白い肌に映え、普段幼さが残る妻が艶やかに恥じらいます。

「いいな・・・俺の見立ては間違いねぇな・・・似合うぜ千鶴・・・」

「はんっ・・・、左之助さん・・・」

左之助の長く骨ばった大きい手が千鶴の頬を妖しげになぶります。

「こんな立派な着物・・・本当にありがとう御座います」

「いいんだよ。俺がお前に着て欲しかったんだからな」

「左之助さん・・・」

「千鶴・・・」

外は睦月の極寒の年の始まり。寒さには負けないぐらいの二人の夫婦の愛が育まれ夫婦の心は熱く燃え上がっておりました。

「んっ・・・」

「千鶴・・・」

「あ、はぁっ・・・」

優しく啄む左之助の唇は妻の千鶴の唇を舐め溶かすかのように熱く強く吸い上げるのでした。

「左之助さんっ・・・、左之助さんっ・・・!! 」

「ハァ、千鶴、お前は可愛いなぁ・・・」

熱い口付けは進み千鶴がふと気が付くと、左之助の手が何やら帯に触れたかと思えば密着していた身体が離れてゆくでは御座いませんか。

「ん・・・左之助さん?」

「そおーーーれ!」

「!?」

左之助の手は千鶴の帯を掴み、一気に千鶴の身体から外され妻、千鶴は回転していくではありませんか。

「きゃあああああああああああああああああああああああああ」

「そぉーれくるくるーーー!」

「いやあああああ左之助さん何をををを〜〜っ・・・」

くるくるくる

「とーし〜のはーじめーはひーめはーじめ〜♪♪」

「きいやああああああああああああいやあああああ」

なんという事で御座いましょう。左之助が妻の千鶴の帯を外す事によって着物もはだけてゆきます。そう、まるで時代劇の悪代官と町娘です。


「よいではないかー!よいではないかーー!!」

「あーれええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ――――」

くるくるくるー







「あ・・・あぁ・・・・晴れ着が、せっかくのお着物が・・・!」

あっ!という間に左之助によって千鶴は肌着一枚のあられもない姿になったではございませんか。裾から覗く妻千鶴の白いふくらはぎに夫の左之助は生唾をゴクリと飲み込みます。

「なんてうまそうなんだ。それ噛み付いてやる!」

ガブリッ

「きゃあん!」

悪代官と町娘ごっこはまだ続いているのでございます。左之助が千鶴のふくらはぎに噛みつきそれに対しどこか嬉しそに困る妻の姿があるのでございました。

「もう左之助さんったら!」

「そぉ〜れそぉ〜れ食っちまうぞ〜」

ガブガブ

「いやあああああ〜」



めでたい元日の朝、二人の夫婦は一日中家にこもりきって、二日目の朝には疲れた様子の妻とつやつや元気な夫の姿が目撃されたそうな。






左之さんは男らしさと性欲で出来ているんだ!そうだきっとそうに違いない!^^



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