保険医の先生
(山南×千鶴)
R15・・・かな?
「そういえば雪村くん。4月の健康診断はどうでしたか?」
「え?」
今は昼休み。千鶴はクラスの保健係な為、保健室の備品の整理を頼まれていた。
「健康診断ですか・・・なにも別状はありませんでしたよ?中学の時よりちょっぴり身長は伸びてましたが」
「君は唯一の女子生徒ですからね。島原女子高で診断したので不可解な点がないかぎり知らせませんから。」
「ご心配有難う御座います。でもこの通りピンピンしてますよ!」
「・・・ん〜どおでしょお?この際今ここで健康診断受けてみませんか?」
「え?今ですか・・・?」
「薄桜学園の生徒の健康状態を保険医が知らないのはよろしくありませんしね」
「そうですか・・・?そうですね!それではお願いしても宜しいですか!」
「ええ、では聴診器を当てるのでシャツのボタンを開けてください」
「はい」
プチプチと千鶴はYシャツのボタンを開け椅子に座る。
「お願いします」
「失礼します。雪村くん下着も外して下さいね」
「えっ、あ!そうですね!すすすすみませんっ」
恥じらいながらも千鶴はブラジャーのホックを外し上に上げる。まる見えだ。
「はい、大きく息を吸ってください」
スーーー
ピトッ
ヒヤっ!
聴診器が胸に触れる。
「っ・・・」
(冷たい・・・・)
「?どうかしましたか雪村くん」
「あ、いえ・・・・」
「そうですか・・・」
構わず診察は続ける。
聴診器は左胸の上部から段々と下に下がっていく。
ピトッ、ピトッ
ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ
「ふふっ、だいぶ緊張してますね」
「う・・・はい・・・」
そして聴診器は胸の突起に当てられる。
ピクンッッ・・・
「んっっ!せんせぇっ・・・」
「?どうかしましたか雪村くん?」
「あ・・・いえ・・・」
ドキドキドキドキドキドキ
「そうそう、この間ずっと研究していた薬が完成しましてね・・・今度手近なモルモットで実けn・・・いえ、研究を・・・」
山南先生の研究話など最早聞こえず、千鶴は胸の先端部に当てられた聴診器の感触で頭がいっぱいだ。
不意に、その先端部分に当てられた聴診器が動いた。
クニッ。
「あんっ!」
「雪村君・・・あまり変な声を出すのは控えましょうか。」
「は、はいぃぃっ!すみません!!」
これが山南先生の罠なのか、この純粋無垢な少女は疑いもしなく健康診断を受けた。
その後、この健康診断の映像が薄桜学園の体育教師と古典教師に高値で買い取られている事は三人だけの秘密だ。
END
健康診断はどこまでいったのか・・・
それは皆さんの御想像で。
山南先生は生徒の裸になんか興味なさそう。