はらまき



SSL日常


「千鶴ちゃ〜んおはよう〜」

むぎゅ――

「きゃあっ、もう!沖田先輩いつもいつも急に抱き締めないで下さい!」

「え〜だってそこに千鶴ちゃんがいるから・・・」

むぎゅ――

「重い・・・」

「今日も可愛いね。ってあれ?千鶴ちゃん・・・お腹の所、なんかゴワゴワしない?」

「えっ・・・」

「おーい千鶴―そーじぃ〜おはよ!」

「あ、平助君!」
『ほっ・・・・』

「一君もいるね」

「総司。雪村を困らせるな。ここは公共の場だ。」

「まぁまぁ一君。それよりね、なんか千鶴ちゃんのお腹のあたりがゴワゴワしてて・・・」

「「ゴワゴワ?」」

「あ"あ"あ"あ"ーっ沖田先輩!もうすぐホームルームがっ・・・」

「おーい、お前等何してんだー?もうすぐホームルームはじまるぞー」

「原田先生!永倉先生!」

「朝から仲良いなお前ら!」

「しんぱっつぁん今日数字小テストやんのー?」

「抜き打ちなんだから教えるか」

「はっ、原田先生!今日うちのクラス3時間目体育なのでよろしいお願いしますねっ」

「おう千鶴〜手取り足取り教えてやるからな」

「雪村離れろ…」

「ねーところでさ〜さっき千鶴ちゃんに抱き付いたらお腹のあたりがゴワゴ・・・」

「おーきたせんぱいぃぃぃ!今日お昼一緒に食べませんか!?」

「え!いいのぉ〜。じゃあ屋上で食べよう♪」

「あ、千鶴〜俺も一緒だよな!」

「うん!斉藤先輩もご一緒にどうですか?」

「あぁ、楽しみだ」


キーンコーンカーンコーン


「あっ、ヤベ鐘鳴っちまったな。」

「教室早く入れよー」

「「「「はーい(はい)」」」」

「じゃあまたあとでっ」

タッ・・・・

「おい、千鶴走ると危ないぞー」

どんっ
「きゃあっ」

「ッテ、雪村か。廊下走るなよ。」

「ひっ土方先生っ・・・ごめんなさい・・・」

「土方先生千鶴ちゃんと密着し過ぎ。離れて離れて」

「うっせー総司。」

「土方先生ごめんなさい・・・支えて頂いて・・・」

「いや大丈夫だが・・・ん?」

「なんだ土方さんどうしたよ?」

「雪村。お前なんか腹のあたりが・・・」

ビクッ!
「えっ、ななななんですか!?」

「違和感が・・・」

「あ〜僕もさっき思った。ゴワゴワするよね」

「ゴワゴワ?」

「あぁ!千鶴、腹巻きしてんのか。」

「っ・・・・・・・・・・・・・・・・!」

「あぁ腹巻きか〜それならゴワゴワにもなるよね〜」

「なんだ千鶴〜寝冷えでもしたか?」

「あっはは腹巻きって子供みてーだな千鶴!」

「腹巻きってーとド●フを思い出すな」

「雪村。腹を下したのか?俺の携帯用石田散薬を」

「うっうわああああああああん土方先生のバカァァァァァァァァァァァァ!!!」







腹巻きしてる事を知られたくない乙女心



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