犬の祟り 2/2


「土方さん!?」

「舐めてみろ。ん」

「あっ・・・」
『至近距離でこんな・・・こんな甘い声で囁かれたら・・・・』

ぺろっ・・・

「「「「「「おお!」」」」」」

「よーし。千鶴良い子だ」

「ん・・・・・」

ぺろぺろと千鶴は土方の頬を舐めその間土方は犬耳を触ったり尻尾を撫でたりする。

「羨ましすぎだろおおお!」

「千鶴!千鶴!俺にも!」

「平助君・・・」

土方の腕の中から抜け出し平助の元へ行く。

「し、失礼します・・・」

ぺろっ

「!?」

「ふっ、ん・・・・・」

「おわああぁぁっ、俺死んでもいいかも」

千鶴を力いっぱいぎゅっと抱きしめ幸せを実感する平助。

「ちづるぅ〜」

ぺろぺろ

「もういいだろ。次は俺の番。」

「ああっ・・・」

原田が平助の腕の中から千鶴を引っ張りだし自分の腕の中に収める。

「原田さん・・・」

「千鶴。俺の事もよろしく頼むわ」

甘く低く犬耳に囁き千鶴の頬に手を添える。

ぺろり。

「ん・・・よし、良い子だ・・・お前は可愛いな」

原田の太く託しい腕が千鶴の細い腰に周り円を描くように撫でる。

「ひゃっ・・・」

「お?千鶴は腰弱いのか?」

「んうっ」

「はい終わりーー左之さん次は僕の番!」

「ちぇっ、もうちょっといいじゃねぇか」

沖田が千鶴の脇に手を入れ持ち上げ自分の膝の上に乗せる。

「千鶴ちゃんよろしく♪」

こくん
ぺろっ・・・

「いいね。悪くないかな♪」

なでなで頭を撫で犬耳を弄る。

「千鶴ちゃん。『大好き!』って言って〜」

「ふっ・・・お…沖田さん、だ、大好きでぷ!」

噛んだ。

「うんありがと。僕も千鶴ちゃん大好き。」

ちゅ、

「あーーー総司ずりい!もう終わりだぞ!」

「次は俺の番だ」

斉藤が千鶴をかっさらい自分の腕の中に閉じ込める。

「雪村・・・・」

「斉藤さん・・・・」

「俺達のせいだけどさ、千鶴もう自分捨ててるよな。」

「ていうか見失ってる感じか?新八が水の入ったお椀持ってきたあたりから。」

「あれはもうヤケになってんな」


「雪村・・・・・」

斉藤は千鶴の犬耳をくいくいと両手で掴む。

「俺にもっ・・・して貰えないだろうか」

「はい・・・・」

ぺろっ・・・

「雪村…」

「よっしゃあ!斉藤!次は俺だ」

「きゃあ!」

新八が斉藤から千鶴をかっさらう。

「さぁ!千鶴ちゃん、俺の愛犬になってくれ!」

膝の上に向かい合うように乗せ千鶴をそうっと抱き締める。

「失礼します・・・・」

ぺろっ

「かっっ、くううぅぅぅぅ〜〜〜しあわせだああ」

「しんぱっつあんだと千鶴が襲われてるようにしか見えねえな」

ぺろぺろ

「千鶴、もう離れろ。」

「あー土方さん何すんだよ!」

「黙れお前の番はもう終わりだ。千鶴、もう一回俺んとこ来い。」

「土方さんズルいですよ。僕ももう一回してもらいたい。おいで千鶴ちゃん」

「いえ、さすがに二回目は無理です」

「してよ」

「あ!千鶴我に帰ったんだな」

「あのいい加減このやりとりやめましょう?私を解放してほしいです!」

「って言ったって可愛いからね〜しょうがないよ。」

「これが新八に生えたってんなら気持ち悪くて見てらんねーけどな。千鶴だからな」

「なんでそこで俺の名前だすんだよ」

「俺達は攻略隊士だからだ!見た目はいいからケモ耳も一部のおなごには許される」

「筋肉だるまには用はねーよ」

「ひでえ!」

「で、話を元に戻すが千鶴を逃がすわけにはいかないんだ。可愛いから。」

「ああ。構いたくて構いたくてしょうがない。撫で回したい。」

「そう、僕なんかさきから理性保つのに必死なんだから。今すぐ千鶴ちゃんを押し倒したいよ」

「俺も犬耳&尻尾なんて特典が付いてる千鶴に色々してーよ」

「色々ってなんですか・・・・」

「お!知りたいか?千鶴。まずはな、俺の・・・・・」

「きゃーきゃーきゃー!!」

危険を察知した千鶴は耳を塞ぐ。

「こんな機会めったにないし僕千鶴ちゃんをもっと触っとこお!」

くいくいっ

「あっ・・・」

「俺もいっぱい触っとこ!」

「んじゃ、俺も」

「俺も」

「自分も」

「俺も!」

「ひゃわああぁ!」

みんな一斉に何かが切れたように千鶴を触りだす

「いい触り心地だ。」

「千鶴やわらかいな〜」

「そこ尻尾じゃありません!おしり触らないで下さいィ!」

「おっとすまねぇな、つい」

「千鶴ちゃんさっきみたいに『きゃんっ・・・』って言って」

「もう言いません!」

「これならどうだ?」
コシコシ…

「ひゃんっ」

「耳擦られんの好き?」

べロッ

「あっん…!」

「やっぱ耳舐められんの弱いんだな」

「噛まれんのはどうだ?」

かぷ

「やっ、あっ!」

「千鶴ずーっとこの姿でいいのに。」

「あぁ、いっぱい可愛がってやるぞ?」

「こんなの・・・身体がもちません」

「千鶴が可愛いのが悪い!」

「あぁ!可愛いすぎるぞ千鶴」

「うぅ、もういやああ」



隊士たちの千鶴の可愛がりは夜まで続いた。通りがかった近藤に見つかり皆、怒られその場は幕を閉じた。
翌朝、早朝に千鶴は島田と共に例の神社へ行きお供え物をし元に戻るように願った。
その数時間後千鶴は元の人間の姿に戻ったのだ。
ちなみに、狛犬は千鶴に頭を撫でられて怒って祟ったのではなく、「可愛い」と言われ『じゃあ同じ犬にしてあげるワン!』という行為的な気持ちからの現象だったという。






END


たあ〜たあ〜りぃ〜〜
ごめんなさいすみません好き勝手書かせて頂きました!
ケモ耳千鶴ちゃんはかわええ!みんなに「可愛い」言わせすぎた!
このお話はみんなキャラ崩壊してますね(^ ^)狛犬は祟ってなんかいません!千鶴ちゃんに頭なでなでしてもらったのがうれしくこうなったのです。セクハラされる千鶴ちゃん話が好きです!

イメージ図
ぱっつぁんはいない!ごめんよ!そしてなんかみんな顔でかくなったW







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