ランジェリ〜 1/1


僕と千鶴ちゃんは付き合って八ヶ月目。
最初付き合いだした頃は恥ずかしがってあんまりスキンシップを拒んでた千鶴ちゃんも今は打ち解けてきて交際4ヶ月目に千鶴ちゃんのはじめても頂いて今は幸せ絶頂真っ最中。
そして今日は薫のあんちきしょうも居ない日を狙って千鶴ちゃん家に遊びに来たんだ。



「どきなよ千鶴ちゃん」

「退きません!!」

先程借りてきたDVDを下のリビングで見終わって、千鶴ちゃんの部屋に移動した。色々期待してそういう展開を狙ってたけど千鶴ちゃんが「すみません来ちゃって…」って言うからしょうがなく諦めたよ。

したかったなぁ〜


女の子の日ならしょうがない。それならと、僕は千鶴ちゃんの部屋を漁る事にした。

「下着はどの段かな〜?」

そして千鶴ちゃんとの格闘が始まる。
千鶴ちゃんは先から白い女の子チックなタンスの上から二段目を死守してる。間違いない下着は二段目だ。

「だめですったらだめです――!!!」

「もう観念したら?君は完全に包囲されてる」

「沖田先輩こそ諦めて下さい!」

「だって千鶴ちゃんの下着が見たいから」

本当は履いてる所を見たいけど今日は無理だから。なんとしても千鶴ちゃんの下着を見る!

「千鶴ちゃんの〜可愛いブラジャーとか〜可愛い透けたパンツとか〜みたいな〜」

僕は強行手段にでた。

「きゃああああ!やめっ…」

がたんっと千鶴ちゃんの下着が詰まった(僕にとっては)宝箱を開ける。

キラキラキラ〜〜

と僕の脳内で効果音が鳴った。
開かずの二段目は千鶴ちゃんの可愛らしい下着がキチンと畳まれてぎっしりと詰まっていた。

「わぁ〜〜まるで下着の宝石箱や〜」

「つまらないです。ていうか沖田先輩!閉めて!閉めて!」

「僕はね、レースとかフリフリ派なんだ。千鶴ちゃん似合いそうだよね。あ!あった!」

千鶴ちゃんの事は気にせずタンスを漁る。千鶴ちゃんは真っ赤になってタンスを閉めようとしてるけど僕が壁になってるから閉めれない。

「きゃーーーー!!!何してるんですかぁ!」

僕は千鶴ちゃんの白レースのブラジャーとショーツを持ち上げてみた。

「真ん中にリボンがついてて可愛いね。今度エッチするときこれ付けてね。」

「やめっ、やぁ…」

涙目の千鶴ちゃんかわいいな・・・

すると、僕はこのタンスの中からとんでもないものを見つけてしまった。

「いちご柄!!!」


見つけたのは『いちご●%』でも有名ないちご柄のパンツにブラ。

「ちょっ…!」


千鶴ちゃんの怒りの声なんてもう聞こえない。僕はこの日本人男子なら一度は拝みたいいちごパンツに夢中。
いちごパンツでなんてもんじゃない、これは絹の下着よりも、有名な下着メーカー『●コール』よりも一着二万なんぼの高級下着よりもまさる、オトコのロマンが詰まったちっちゃな布。

「千鶴ちゃん…まさか君がこんな秘密兵器を隠し持っていたなんて…イイ意味で裏切られたよ…でも千鶴ちゃんなら絶対似合うよね。楽しみだな〜」

「ひ、秘密兵器…?よくわかりませんけど早く下着返して下さい!恥ずかしいです!」

「かわいいな〜ブラとセットなんだね。これも今度の時着てね。」

「ぜーたいぜったいぜったいぜったいぜったいぜったいぜったい着ません!!!!」

千鶴ちゃん真っ赤になっちゃって可愛いな。

僕は千鶴ちゃんをギューッと抱き締める。

「そんなに嫌なら今度一緒に下着買いに行こうよ。僕がプレゼントしてあげる。」

「えええっ沖田先輩とですかぁ!?」

「うん!それで贅沢してラブホ泊まろう!」

「ラブホは嫌です!!」

「え〜…じゃあデ●ズニーランドは?」

「え!」

「どう?」

「行きたいです!」

「うん!決まり」


次のデートの約束をしてイチャイチャして過ぎていく日曜日。
ずっとこんな毎日が続けばいいなぁ


明日は学校。
また僕は千鶴ちゃんの周りにまとわり付く奴らに嫉妬して大人気ない態度とったりして千鶴ちゃんを困らせて。
でも千鶴ちゃんは僕が謝ったら笑って許してくれるだろうな。
ずっといっしょな幸せな未来を想像して僕は絶対千鶴ちゃんにいちごパンツを履かせようと心に誓った。




END


スランプ。ネタが思い浮かばないw

千鶴ちゃんはいちごパンツ絶対似合うよね。
白のレースとかフリフリとかピンクも!

パステルカラーが似合うよ!







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