×ヒロコ(ヒロト♀)詰め合わせ 
 
 
何かが起こる(風丸)

練習中のストレッチだとか試合の中でのハイタッチだとか、何も考えずに触れて物凄く後悔する

「(ヤバい女子だった…!)」

一度意識し始めたら止まらない
触れた体は細いのにふにっと柔らかいし髪の毛はさらっと良い薫りがする
ぐっと俺の中のなにかが疼く

「ひ、ヒロコ」
「何だい風丸君」

ふわっと微笑む彼女
エイリアの時と比べると本当に表情豊かになったと思う

凄く綺麗だ

「……ナイスシュート」
「ふふ、ありがとう」

君の笑顔に俺の心は竜巻旋風が吹き荒れる
でもこの心の荒れ模様を伝える術を俺は知らない



(このヘタレ野郎!)





熱情との出会い(円堂)

「大好きだぁあああ!!!」
「わ、びっくりした いきなり叫んでどうしたんだい?」
「なんかこう胸がぎゅーってわーってなって叫びたくなった」
「そっか、そんなにサッカーが好きなんだね」
「え?」
「ん?」
「俺ヒロコのことが大好きだって叫んだんだぞ」
「え?えぇえええええ!」
「あはは、ヒロコ声でけぇ」
「ちょ、え、嬉しい…え?え?」
「少し落ち着けよ」
「そ、そうだね落ち着こう うん落ち着こう」
「でも慌ててるヒロコも可愛いな」
「まもりゅぅうううう!!!」ぱーん



(円堂君がイケメン過ぎて生きるのが楽しい)





生きていく欲求(伊豆野)

「由宇、飲み物」
「おう 紅茶で良いのか」
「んー、オレンジジュースな気分」
「了解 コンビニ行ってくる」

「由宇、爪」
「お、結構伸びてるな切ってやるよ」
「足もよろしく」
「任せろ」

「由宇」
「風呂上がったか こっち来い、髪乾かしてやるよ」
「ん」


「…伊豆野、お前ヒロコのこと甘やかしすぎじゃね?」
「そうか?」
「そうだってーの お前が甘やかすからあいつあんなに性格悪いんだよ!嫁の貰い手ねーよ」
「それは問題ない 俺が貰うからな」
「…お前」



(引く 超引く)
(何とでも言え)

(+晴矢)





活動的な愛(緑川)

「ヒロコ!こっちこっち、変なのあるよー!」

全く、緑川は本当に元気だなー

「ヒロコヒロコ、ヤバいこのソフトクリーム超ヤバい!」

あはは、緑川ってネタじゃなくて本当に抹茶ソフトすきだよね
可愛いなー

「…なんか今失礼なこと考えただろ」

凄いな、君はエスパーかい?

「なんだよー、ヒロコのバーカバーカ大好きだー」

…何で今告白されたんだろう?
全く、君には本当に飽きないよ



(感情も表情もころころ変わる君が楽しくて仕方ない)





炎のなかに(豪炎寺)

豪炎寺君は綺麗だ
正確には豪炎寺君の技がとても綺麗で見とれてしまう
彼を包む赤とオレンジのグラデーションがとても素敵
前に熱くないの?って聞いたら熱くないって でも蒸し暑くはあるんだってさ

嗚呼、貴方の炎で燃え尽きてし
まいたい



(イグニッションされたヒロコ)




ナツメ通り九丁目(円堂)

こんにちは、私基山ヒロコ14歳中二
実は今日この街に引っ越してきたの
どんな出会いが有るかドキドキしちゃうわ

きゃぁ、突然だけれど凄いスピードのサッカーボールが…!
当たっちゃうわ!

バシュッ!

あれ?痛くない

「おい、君大丈夫?」
「え、あ はい」
「良かった、怪我無いんだな」
「あ、あの…どうして助けてくれたんですか」
「ん?そんなの俺がキーパーだからに決まってるだろ どんなボールも、そして君のハートもしっかりキャッチだぜ!」
「…え///」ずきゅん



(って円堂君との出会いまだー?)
(ねーよ)





ゆうやけこやけ(晴矢)

今日の買い物当番は俺とヒロコだ
当番の日は近所の商店街のタイムセールを狙うため部活を早引きしなければならない
部活を途中で抜けるのは嫌だが当番だからな、仕方ないよな

「挽き肉安く買えてよかったね」
「おー」

明日はハンバーグだね と頬をゆるゆるでピンク色のエコバッグを振り回しながらふらふら歩くヒロコ

おい振り回すな中に入ってる野菜が傷付くだろ
お前そんなにご機嫌になるほどハンバーグ好きだったか?
てか真っ直ぐ歩け!危なっかしい

ヒロコがふらふらと歩く度にヒラヒラと動く頼りない長さのスカート

お前スカート曲げすぎだろ

細くて白い太ももが気になって仕方ない
その細さでよくあんな強力なシュートがうてるもんだなぁと感心する

半額シールのついた挽き肉
ピンク色のエコバッグ
ふらふら歩く君
ひらひら揺れるスカート
白い太もも


…夕日のせいだ


夕日に照らされたそれはとてもきらめいて見えた



(おセンチ晴矢)





ちいさな指と赤い糸(玲/玲名♂)

“ヒロコね、大きくなったらね 玲のお嫁さんにしてね”
“うん、約束だぞ”
“ゆびきり!”
“ゆび切った!”

ゆびきりまでしたのに…!

「円堂君テラかっこよすくんかくんか」
「……」



(このクソビッチめ!)





赤い星が降る日(鬼道)

「アンタレス…降って来ないかな」
「無理だな」
「鬼道君即答は酷くない?ヒロコ傷付いたー」
「生憎俺は現実主義でな 仮にアンタレスが降ってきたとしよう、そしたら地球は滅亡する」
「わかってないなー、キラキラな赤い星屑のシャワーとか凄く綺麗なのに」
「星は所詮岩だぞ 宝石みたいに光っているわけじゃない ただの屑だ」
「…君って本当にロマンがない」

わざとらしく頬をふくらませぷいっとそっぽを向いた
覗きこんできたのでぷいぷいっと反対方向を向く
はぁっと面倒臭そうな溜め息が聞こえた
面倒臭い女でわるかったね
私が更にむっかー腹を立てているとコトっと床に何かを置く音が聞こえた
気になったが意地でつーんとそっぽを向いていると突然ガシッと頭を押さえられた
驚いて目を見開くとそこにはゴーグルを外した鬼道君
私の顔を固定してちゅっちゅと啄むようなキスを顔中に落としてくる
鬼道君がこんなことをしてくるだなんて何だかくすぐったくて爆笑してしまった



(赤い瞳の彼のキス流星群)





あの日の色は赤いまま(円堂)
円堂君に見られた
赤く汚してしまったショーツ
彼は私が怪我してるんじゃないかってすっごく心配してくれたけど、正直放っておいて欲しかった
私のショーツを脱がせてティッシュで血を拭ってくれた円堂君
ちょっぴり興奮してたように見えたのは私の気のせいじゃないって思いたい

彼の蒸気した頬

思い出したら子宮が疼いた






アンケートからのリクエスト有り難う御座います


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