充電タイム(豪炎寺兄妹)

「お兄ちゃんぎゅー」
「どうした?ずいぶん甘えただな」
「えへへー、今お兄ちゃんタイムなの」
「そうか、ではお兄ちゃんも夕香タイムだ ギュッ!」
「きゃー、お兄ちゃんくすぐったーい」



(は、春奈俺たちも…)ドキドキ
(え、何の冗談?)
(……グスン)





気が付いたら妄想へ(半夕前提 半田+松野)

「GOの夕香ちゃんって高校生だよな…」
「そーだね」
「大人っぽくなってるだろうなー」
「そーだね」
「髪とか長くなってるかなー」
「そーだね」
「髪下ろして雷門みたいにしてたら可愛いよなー」
「そーだね」
「まだ俺のこと半田お兄ちゃんって呼んでくれるかなー」
「そーだね」
「あ、でも真一さんって名前で呼んでくれるのも良いよなー」
「そーだね」
「…お前ちゃんと俺の話し聞けよ」
「そーだね」
「ちくしょうっ!!」



(ちょっとロリコンをイグニッションしてくる)
(よし手伝おう)
(お前らってたまに俺より馬鹿だよな)





苦しくて、恋しくて(ヒロ玲)

「玲名…いや玲名さん」
「なんだ?」
「あのですね、抱きついてくれるなんて珍しくて嬉しいですけどね、ちょっと苦しいかなーって…」
「そうか」
「痛い痛い痛い痛い痛い ちょ、玲名絞まってる!絞まってるからっ!!」
「絞めてるからな」
「何で!?俺何かした!!!?」
「自分の胸に聞いてみろぉおおお!!!!!」
「出る!内蔵的なの出る!!」



(死ぬかと…結局俺何したの?)
(さっきイナズマジャパンのマネージャーと電話してたからだろ)
(そんな理由で…! 玲名が可愛すぎて辛いっ!)
(きめー)






電話じゃ足りない(ロコ夏)

「なので直前会いに来たよ」
「馬鹿じゃない貴方!だいたい旅費はどうしたの!?宿泊場所は!!?」
「お金はちょっくらガル…ゲフンゲフン 親切なおじさんから貰ったよ 泊まる場所は無いから夏未の家に泊めてね」
「貴方って人は…」

信じられないと目を見開く夏未

確かにいけない事だけどちょっとくらい大目にみてよ

大好きな夏未の耳元でそっと呟いた



(恋愛は人を狂わせるんだよ夏未)






直接会って、キスして、抱きしめたい(不冬)


『ちゅーしたいな』


電話越しに聞こえる控え目な声はとんでもない爆弾を投下しやがった
馬鹿だろ!こいつ本当に馬鹿だろ…!


「俺の記憶が正しければ、俺らはまだ手すら繋いだことねーんだけど」

『うん、そうだね 不動君のへたれ』

「……」


今なら泣いても許されるんじゃね?
やべっ、目頭熱くなってきた…


『不動君私はね、好きって気持ちに歯止めがきかないみたいなの』

「…そうかよ」

『だから手をだって繋ぎたいしギュッってしてもらいたいしちゅーしたいしセックスだってやってみたいの』


こいつの歯に絹着せない言いぐさに一瞬意識が遠退いた


『だからね不動君』


いつもより艶っぽく聞こえるその声にうっかりゾクッとした




(覚悟しててね)




(冬不ですどうもー)





(c)しろくま便
 
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