夏だ!制服だ!青春だ!(半♂染♀)
透けてる
ブラウスからうっすら透けてる黒いブラ線
おいおい 染岡見た目によらず派手な下着着けてんな サッカー馬鹿でも一応女ってか
…ちくしょ気になる
思春期だからな 仕方ないよな!
それ以上は何もねーよ!!
(多分)
勝利の女神?(夏♂円♀)
「君は諦めるって言葉を知らないのか?」
可愛い顔を泥だらけにしてがむしゃらにボールを追いかける彼女にそう問いかけた
「ん?知ってるに決まってるだろ」
当たり前のようにそう返してきた
全く、君の短絡な脳は日本語すら理解出来ないのか?
「…今まで廃部だったり宇宙人だったり世界だったり色々あっただろ、その中で一瞬でも諦めようと思ったことは無いのか?」
あー、と唸り彼女は考え出した
良かった ここで無いと即答されたら俺は彼女の事を人間だと認識出来なくなっていた
「無い と言えば嘘になる」
本当に良かった 彼女は普通の人間だ
「でもさ、一瞬ふっとそう思っちゃってもさ 皆が、夏樹が居てくれるから私は頑張れるんだ」
彼女の言葉に一瞬頭がフリーズした
「は、はぁ? 俺!!?」
「おう、アンタだ 廃部の時は高みの見物してるお前を見てなにくそーってなったし、エイリアやFFIの時は純粋に応援してくれたからその気持ちに答えなきゃって!」
キュンキュンキュン反応して下さい俺のハードディスクキュンキュン
「だからさ、私思うんだ」
「な、何を?」
「夏樹は私の勝利の女神なんだて!」
キュンキュン反応して下さいキュンキュンキュン反応有りコアに反応有りキュンキュンキュンキュンキュンキュン
(…女神は違うだろ女神は)
(じゃ、神様)
(……はぁ)
絶望を知った日(一♂土♀)
一之瀬の部屋でエッチな本を見つけてしまいました
一之瀬もちゃんと男の子してるんだー そう思いながら興味本意でペラペラと捲ってみた
中は想像していたより生々しく男女が絡んでいた
モザイクがかかっているから局部が見えないのが唯一の救いだ
若干吐き気を覚えつつもあることに気付いてしまった
「…皆おっぱい大きい」
どのページを捲っても俗に巨乳と言われるような女性しかいない
表紙を見てみると『巨乳特集』とバーンと書かれている
一之瀬巨乳好きなんだな…
よく友達に細くて羨ましいとかモデル体型だとかって言われて天狗になってたけど、やっぱり男子ってこんな骨張った女より柔らかくてふわふわなおっぱい大きい子が好きなんだよね
じわっと涙が出てくる
ヤバい一之瀬そろそろ帰って来るかも!
涙はそのままに急いでエッチな本を元の場所に戻した
「どもーん、お待たせお菓子買ってきたよ」
「んーわざわざ有り難う」
「あれ、土門眠い?涙目になってる」
「あー、一人の間暇でさちょっと眠くなった」
「じゃ、もう俺が居るから眠くないね 寝かさないよ子猫ちゃん」
ドキッとした
お前が本当に寝かせたくないのはふわふわ巨乳の女の子の癖に…
「…うわぁ、引く」
Oh!とショックを受けている一之瀬の手からポテチを奪い取って口いっぱいに頬張った
(珍しいね土門がポテチ食べるなんてさ)
(そんな気分なの)
(太るよ)
(良いの)
(?)
貴方の理想になりたくて(一♂土♀)
「土門最近食べ過ぎじゃない?」
「なんだか食欲旺盛でさ」
「そう でも食べるにしてももっと好きなものを食べなよ、無理して油物やお菓子を食べてるんじゃない?」
「無理なんかしてないよ」
「嘘だー、油物や重いお菓子苦手な癖に」
「好みが変わったの」
「えー…」
「えー、何よ?」
「土門、本当に太るよ」
「良いの!」
「やだ!土門のスラッと細長い脚やキュッと括れたウエストが大好きだもん!!」
「…巨乳は?」
「へ、巨乳?普通に好きだけど」
(…やーめた あー、食べ過ぎたーお腹痛ーい)
(やっぱり無理してたんじゃん!てか巨乳ってなんのこと!!?)
(さーね)