※デモーニオのみ女の子
 
 
 
凄く気になる(鬼道視点)

「攻めるぞ、デモーニオ!」
「ああ!」
チームメイトの言葉に頷いてデモーニオは肩のマントを外し、ゴーグルを取り、髪を解き、そして背中に腕を回した
ん?何故背中に手を…


プチっ!

ばいんっ!



…え?


「良し行「ちょっとまてぇえええええ!!!」
「なんだ?鬼道有人」
「え、お前胸!?女だったのか!!!?」
「…だったらなんだ 女はサッカーやっちゃいけないのか?」
「いや、そういうわけでは…、ただちょっと驚いただけだ すまない」

その場の会話はそれで終了した
だがデモーニオが走る度に年の割には豊満な胸が上下するわけであって…

意識するな俺!サッカーに集中しろ…!


(鬼道が動揺してるぞw珍しいwww)
(鬼道君もちゃんと男だったんだなwww)
(お前ら草生やすな)







水色ワンピース(不動視点)

今日はオフの日
とくにやることも無いので部屋でだらだら過ごそうと思っていたら突然デモーニオがやって来た

「アキオ、暇そうだな!買い物に付き合ってくれ」

「…だりぃ」

「そんな事を言わずに付き合え!このハゲ!!」

「てめぇ、それが人にものを頼む態度か てかお前スカート短すぎだろ…パンツ見えるぞデブ」

「デブって言うな平均(よりちょっと重い)だ! それに見られて困るパンツなんて穿いてないから大丈夫、さあ行くぞ!」


…まじかよこの女
だがこれ以上ぐちぐち言うのも面倒くさいので俺はとりあえず腰を上げ、出かける支度を始めた



(店に着いたら一番にスパッツなりレギンスなりを買ってやろう)







本当に、マジでお願いします(鬼道視点)

デモーニオがジャパンに合流してはや数日、彼女はだいぶん俺たちに慣れてきたと思う


…だが俺たちがデモーニオに慣れない


練習中は俺たちと同じユニフォームに俺と色違いのゴーグルだが、練習が終わると一変する

彼女の私服は基本露出が高い
腕も脚も、たまにへそも出ている
それだけでも十分目のやり場に困るのだが、更に困ったことに彼女は私服の時はぶ…、ぶ、ブラジャーを着けないのだ
ブラジャーが有るのと無いのでは全然シルエットが違う
その…凄く柔らかそうでうっかり見てしまうと言うかなんと言うか…しかもたまに…乳首がだな……

と、とにかくその俺らは思春期と言うものであってどうしても異性を意識してしまう
だから本当に頼む
ブラジャーを着けてくれ…!


(…お兄ちゃん、私に言われても)
(流石に本人に直接は言いづらい… 頼む春奈!お前からちゃんと言ってくれ)
(はいはい)







「好きな色だと?」(春奈+デモーニオ)

「デモーニオさん!ブラジャーを着けて下さい」
「へ?」
「今は自由な時間で好きな格好をしても全然構いません。でもやっぱりここには男子が多いのでもうちょっと気を付けて下さい!」
「イタリアじゃこの格好普通なんだけど」
「ジャパンではノーブラは普通じゃ無いんです!」
「あー、そうなの? …でも私運動用のサポートブラしか持ってないよ」
「そうなんですか!? …それじゃあ買いに行きましょう!お金はお兄ちゃんが出します!!」
「ユウトが?…じゃ、甘えようかな」
「ついてにお兄ちゃんの好みも聞いときます?」
「いや、本人を連れて行って選ばせよう きっと面白い」


(その後お兄ちゃんをランジェリーショップに連れ込もうとしましたが、イリュージョンボールを使って全力で逃げられました)
(ちなみに好きな色は黒だそうです)







これはこれで…(鬼道視点)

デモーニオがやっとブラジャーをつけるようになった
形は安定され、乳首が見えるということももう無い

だが、ブラジャーが少々派手過ぎる気がする
いや気がするじゃない、実際派手なんだ

色が黒ベースのものが殆どで、白いTシャツなどを着ていると透けてうっすらと見えたりする
レースやフリルなどが使われた綺麗なデザインみたいで全体図を想像してみたりなんて事は正直一度や二度ではない
しかも上下セットみたいでユニフォームの短パンだとパンツも透けて見えることまである

…これはゆゆしき事態だ!

「デモーニオ、その…黒い下着はやめないか?」
「え、なんで?ユウト黒が好きって言っただろ」


俺のせいか…!


「…デモーニオ、すまないそれは嘘だ 俺は白が一番好きだぞ」
「そうか、ユウトは白い下着が好きなんだな!わかった今度は白を買うな」


みんなの視線が痛い
これも全部影山のせいだ




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