※一部3ネタバレ注意



光の色(デモーニオ)
うっすらと影しか見えないボールをリフティングしてみる
多少のズレは有るものもボールは俺の思ったように動いてくれる

良かった サッカー出来る

これからの未来を思い空を仰いだ



(世界はただただ明るくて)







空を飛ぶこと(木暮)
風をごぉおおっと切り、高い青が少しだけ近づく
だが直ぐに重力に地上へと引き戻されてしまう
それでも先ほどの興奮を忘れられず体が少し震えた

俺は今日空を飛びました


(土方さんもう一回!もう一回!!)
(仕方ねーな、もう一回ぶん投げてやるよ!)







少しの勇気(立向居)
言わなきゃ
周りの人がニヤニヤと見ているけど気にしてられない
僕が彼に伝えなくては…!


(円堂さん!短パンが前後ろです!!)
(え、マジで!!?なんだよみんなもっと早く教えてくれよー)






届かない声(立向居)
言わなきゃ
なんかデジャブだけど大丈夫
僕が彼に伝えなくては…!


(綱海さん!ユニフォームが前後ろです!!)
(ん?ああ気にすんな!ファッションファッション)
(…)






生きた証(鬼道)
あなたがこの世に残した物はけして良いものばかりとは言えないけど、その一つ一つを俺は絶対に忘れない
あなたが目指したものを良い形で俺が引き継ぎます
あなたが作品と称した俺が全てを…


(どうか安らかに)






想ってる(冬花)
やだお父さんったら、またコーヒーを飲みかけで放置して… カップに色が付いちゃうから止めてっていつも言ってるのに
何度言っても分からないなんて大きな子供だわ


(お父さん可愛い)
(こんな日常が堪らなく楽しい)






アンバランス(ヒロト)
目の前には歪な形のサッカーボール
少し楕円になっていて上手く転がらないし黒い所が小さ過ぎたり大き過ぎたりしている
不格好なそれはお日様園の小さい子達が中心となり作ってくれたらしい
姉さんが膨らませた風船にみんなでちぎった紙を貼りつけ作られたそれは、俺が今まで見たどんなサッカーボールよりも魅力的だった


(みんなへのお礼はFFIの優勝で良いかな)




(C)ひよこ屋



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -