真剣なときの少し眉の寄った顔も、屈託のない笑顔も、純粋でまっすぐなところも、頑固なところも、貴方の全部が素敵に見える。彼を見るだけでドキドキして仕方ないのだ。


「幸村くん!」
「なまえ殿」
「好きだよ!」
「な! き、貴殿はまたそのような……!」
「私が一番幸村くんを好き! 私なら絶対幸村くんを幸せにできるよ!」
「あ、あの」
「私と付き合ってくれる気になった!?」
「なな、なっておりませぬ!」


顔を赤くして駆け出していく幸村くん。相変わらずだけど、そういうところも好きだ。胸の高鳴りが止まらない。近くにいた政宗くんたちには何時ものように、アンタも頑張るなあ、と笑われた。私は頑張るよ。あのきれいな頬にキスする日まで、彼が私を好きだと言ってくれる日まで、私は彼を追いかけ続けると決めたのだ。


「振り向いてくれるまで、絶対諦めないからね!」



あなたのハート射止めたい!



心のスポーツ/Perfume
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