「謙也くん。白石くんてイケメンじゃない?」
「本人が聞いたら調子乗るから言うたらあかんで」
「大丈夫や。言われ慣れとるさかい」
「うわ、いつからおったん」
「さっき。ばっちり聞こえたで。おおきになまえ」
「にこにこしすぎやで」
「あとなんか色気あるよね、謙也くん」
「ここにおるんやからもう本人に言いや」
「直接言うのはなんか恥ずかしい」
「色気か。嬉しいわー」
「エクスタシー言うとるからちゃうん?」
「んんーっ、エクスタシー! ってやつか」
「バカにされとんで白石」
「ごめん、やってみたかったんだ」
「ええでええで」
「せやからにやけとるって……」
「なんや謙也。なまえに褒められへんからって僻んどんのか?」
「僻んでへんわ!」
「謙也くんもイケメンだよ」
「いらんわそんな取って付けたような……」
「いや、本当に」
「……おおきに」
「あららー? 謙也くん顔赤なーい?」
「あ、赤ないわアホ!」
「一般的に見ても謙也くんはかっこいいよ! 私は白石くんの方が好みってだけで」
「………」
「どうしたの?」
「ドンマイやで謙也」

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