Aug 05雑記


 断絶が招くのは、やはり力の衰退なのだろうね。もともと速筆とは呼べない執筆速度でしたが、今回の雨恋い唄のお話、驚くほど時間がかかりました。一時間で五百文字も進まなくて、集中力も途切れとぎれ。PCでアウトラインプロセッサという、いままでとは違う環境での作業ではあったけれど、こんなにも文章が出てこないものかと頭が痛くなったほどです。
 お話をずっと書いていなかったこともそうだし、バサラからしばらく離れてしまっていたことや、夢小説はもちろん一般小説にもあまり触れられていなかったので、以前のような感覚でいられるほうが無理な話だったのかもしれません。文章自体も、もしかしたら読み手さんから見ると前の雰囲気とは違っていたりするかもしれないですが、これからすこしずつ、またいろいろなお話を楽しんで書いていけるようになりたいです。まずは、技術的なことやお話の良し悪しは置いて、数をこなしていこうかな、という心づもりでいます。

 今回、ひさしぶりにお話を書くということで、自分のなかでおそらくいちばん書きやすいと思われる雨恋を選びました。それに、夏なのでね。一年越しになってしまいましたが、雨追いから(一応)ひとつづきになっているお話を、たまに、本当にたまに、戸棚の奥から引っ張り出してくるみたいに書いていく予定です。
 もう、本当にひさしぶりで、長い連載ものの番外篇なので、逆にキャラクターたちと主人公の関係性とかを思い出しながら、確認しながら書いていかねばならず、なんだか大変でした。そして、なぜかちょっと前田贔屓な感じになりました。彼はたぶん、万遍なくどの武将さんたちとも関わっていけて、視野が広いので、ついつい困ったときに頼りたくなってしまうようです。あとね、私の書く真田は妙に落ち着いてしまって、なんだか真田らしくないのではないかと、いまさらながらに思った次第です。もっと熱い真田くんが書けたらいいなと思います。

 つぎは連載中のお話を更新したいです。追憶都市かな。書きたいエピソードが断片的にたくさんあって、それをうまく繋いでいくことができるかどうか不安な連載ではあるのですが、ゆっくりでも完結を目指していきます。もちろん、影になるのほうも然りです。こっちは比較的、話の流れがひとつづきに頭のなかではまとまっている感じではあります。
 それにしても、先日の浮上からもう一週間も経っているとは驚きです。今週はなにかと用事が立て込むので、たぶん、つぎは今回よりも時間が空いてしまうと思うのですが、その分、丁寧にお話を書いてみようと思います。


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