Jul 11芸夢


毛利元就√赤

 利害の一致で石田軍と同盟を結んだ毛利。彼のほうの悪巧みを見ていきます。前作から罠系の固有技が楽しい武将なので、アクションもどんなふうに進化しているのか楽しみです。

【戦歴】
一、能島海戦
 まずは背後を固めることに。鶴姫を見てひと言「貴様、口から先に生まれたか」。鶴姫√で毛利を攻めたときにも似たようなことを云っていましたが、毛利さんはいつも静かなひとで、その対極に居る鶴姫のような明るく快活なひとが苦手なのだろうなと思います。
 毛利の勝利ムービーは初めて見ましたが、自軍兵士の死体が転がっているという、犠牲を強調しているものなんですね。

間、大谷さんと会話
 ほんとうにふたりの会話が好きすぎます。冗談を云って「笑え、ここは笑いどころよ」と云う大谷さんに溜め息をつく毛利がかわいい。

二、中富川海砦戦
 毛利家さえ安泰ならば他はどうでもいい、という毛利に、大谷はそれでいい、と云います。媚びへつらうもの信用ならぬ、自分がそうであるがゆえ、と。
 そして、あいつに会うまで死ぬわけにはいかねえ、と毛利に挑む長曾我部へ、毛利は意味深長なことばを掛けます。どういうことだ? と訊くも、知らぬままここで死ね、と一蹴。毛利さん的にはどうせ倒すしちょっとくらいヒントやってもいいよね、って感じだったのでしょうか。長曾我部の死に科白、いまさら謝っても遅いよな……って切ないです。
 で、このあと大谷さんに長曾我部の部下が徳川へ使いに行っていたことを知らされます。「蚊のように潰してやった。ぬしも見たかったであろ」という大谷さんに、「大谷……すこしは冗談がうまくなっているようだな」とちょっと驚いたふうな口調で云う毛利さんがすごく好きです。

三、戸次川の戦い 思い出編
 黒歴史に思いっきり怯える毛利がかわいいです。ぶるぶるって震えるところとか、小動物みたいだなあと思います。なにより面白い。好き。また愛やらなにやらと説くサンデーが見たいものです。

四、烏城の戦い
 背後を固め、東へ進軍開始です。ついでに小早川の様子も見ておくようです。あわわわ、毛利さまが来たーっ、て慌てる小早川かわいい。
 初めて天海さまを追いかける道を進んでみましたが、なんだか、天海さまも天海さまで苦悩しているみたいですね。毛利と小早川の掛け合いを見たかった気もしますが、天海に対する毛利の冷徹さも素敵でした。

五、月山富田城砂丘戦
 地方領主とは、やっぱり固有科白はないのですね。ただ、モブとの「接見を許した覚えはない」「許してぇ!」って会話に笑ってしまいました。ここで大谷さんと密会です。

間、石田軍に合流
 毛利が大谷に、貴様の目的とは一体なんだ、と問いますが、のらりくらりとはぐらかされます。ともに生きて帰ってこられたら教えてやる、ということで、最後の会話が楽しみです。

六、雑賀荘の戦い
 石田に、貴様を信じたことは一度もない、と信頼に足る人物なのかを疑われます。それに対して、貴様は馬鹿か? とあきれたふうに応える毛利。ぶれない。大谷さんが仲裁に入るのがなんともほほえましいですが、本人たちはまさに一触即発です。フン、って相槌打つ毛利さんかわいい。

七、関ヶ原の戦い 集結
 出陣前に大谷さんが毛利に感謝していると云いますが、微かな友情が芽生えている(ように見える)ふたりの会話にやにやします。
 徳川のところですでに虫の息となっている大谷さんの科白からも、少なくとも、大谷さんのほうは毛利を本当に「同胞」だと思っていたのだろうことがわかります。そのぶん、毛利の冷徹さが刺さる。「気の毒であったな」の冷めた声音も、心底興味の無さそうな瞳も。そんな毛利に徳川も憤るけれど、徳川の声も届かないという絶対零度ぶりに惚れますね。
 最後、大谷さんが命尽きる間際にかけた呪いさえ、毛利の日輪シャワーが振り払ってしまう、というのも、もういっそ清々しかったです。


【戦闘面】
 罠系の戦闘スタイルで楽しい毛利さん。前作では固有技「発」が好きだったのですが、3ではなくなっているんですね。その進化系が「幻」なのだと思いますが、これもこれで楽しいです。毛利さんのかたちの罠というのが面白い。使い勝手もいい。命じ手「射」も毛利ならではの技だなあと思いました。奥義にてお友達システムも健在。さて、私の腕では壁サンドが相変わらず成功しませんが、どうにかできるようになりたいです。

 ほか、追記にて感想。

p.s.

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