p.s.
無垢でひとを疑うことの知らない鶴姫ちゃんの成長物語であり恋物語。大谷さんに都合よく使われそうになったり、ちょっとでも疑いを持ってみたら毛利さんに殺されかけたり、よく考えるとけっこう非道いことをされているのにひたすら前向きで、ついつい応援したくなる女の子でした。
普段の発言は基本的におばかさんというか天然ボケな感じですが、ふとしたときにまじめな口調で神聖な巫女さまになるのがとても好きです。箱入り娘ではあれど、ひとの上に立つひとには違いない。伊予河野軍のみんなも、彼女の存在がまさに光なんでしょうね。
軍のひとたち、と云えば、妙にキャラの立ったお兄さんがいたり、孫娘のように可愛がってくれるおじいちゃんがいたりと、モブ武将も大変凝ってるな、と感じました。鶴姫が率いるだけあってとても楽しそうな軍です。
また、風魔に恋をして彼を追いかけるそれがもうひた向きで、純粋で、まさに恋する乙女の代名詞。かわいいです。風魔自身はどう思っているのかな、と考えたくなるところですが、でも、守ってあげてしまうあたりきっと満更でもないはず(と思いたい)。お喋りというか、意外にも口の達者な鶴姫と、それに対して無口な風魔というのが、もう面白くて、かわいいです。
あとは、徳川と鶴姫の組み合わせがすごく好きだなと思いました。ほんとう、兄妹とか、近所の女の子とお兄さん、みたいな感じで。風魔のことを説明する鶴姫のことばに「うんうん」「ふむふむ」ってまじめに相槌打って聴いてあげる徳川がまたかわいいです。
すごくどうでもいいですが、東軍・西軍なら私は西軍派(武田軍と、あとは長曾我部がとても好きなので)でして、そうなると関ヶ原組も自然と石田派だったのですが、ふたりを実際にプレイしてみて、また、こうして他武将からの視点でのふたりも見てきて、いつの間にか徳川派になってしまったようです。もうね、とても好きです、東照権現。
とは云え、まだ一周目、それもこの鶴姫でやっと五人目です。まだまださくさんの知らなかったことが見られると思うので、なにかをきっかけに、ころっとまた変わったりもするかもしれません。そういうことも含めて楽しみです。
そうそう、長曾我部が好きと云いましたが、実は真田主従のつぎくらいにもう大好きなのです。で、つぎは長曾我部をプレイしようと思ったのですが、よく見たらまだ選択画面にいませんでした。誰をクリアしたら出てくるのだろう。
というわけで、つぎは前作主人公の前田に決めました。彼も大好きです。楽しみ。